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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2010年04月04日

またまた、足元にこそ宝あり!

 グループ会社の多田木工から回覧板が来ました。
社員食堂で、東北芸術工科大学の学生さんたちの作品展をするから見てみてというものでした。どれどれ・・・ということで出かけました。

10点近くの作品が展示されていました。
どれも、曲木と言われる成型合板が使われています。作品は家具だけではありませんでした。

 通常、成型合板を使うときは、それぞれの家具に応じて治具といわれる大型の木型を製造する必要があります。この木型は、職人の手作り以外ではできません。製品価格にはこの木型代金も分割して組み込まれています。よって、大量の製品ができないと、木型代すら回収できないことになります。

 この学生さんの実習のために、高価な木型代金を大学が負担したのか、あるいは木型までも学生が手作りしたのかと、不思議に思いながら見学しておりました。
するとあることに気が付きました。この曲線・・・どこかで見たことがある・・・。これも、それも・・・。

なんと全てが、一度は製品化したことのなる椅子やテーブルの部材でした。これを逆さまにしたり、横にしたり、組み合わせたりして学生の自由な発想で制作されたものでした。学生さんたちは「廃材利用」と記していましたが、これは誤りで「部材の別用途利用」あるいは「リプロダクション」と言う物でした。

「え~、これって、椅子の脚だよね。これは椅子の肘掛部分? これは経机の脚?」工場のスタッフも見学に来ていましたが、こんな使い方もあるのかと感心することしきりでした。
いつもは、当たり前に家具の部材として製造しているものが、見方を変えるとこんな作品に応用できるわけです。まさに素人ならではの逆転の発想ですね。

 以前、泉椿魚さんに、ご自身の作品を入れる額を、多田木工に残っていた木型から、ベンチの座面を利用してお造り頂きました。
その時に一言「人生、足元に宝あり!」でした。
今回も、この言葉を思い出すチャンスになりました。
将来を見据えて、遠くだけを見つめるのではなく、肝心要の足元にこそ、大きなヒントが隠されているということなのですね。


これは、椅子の脚と背のフレームです。これを組み合わせたようです。


これは、木製車椅子のアーム部分の裁断前の塊材です。


これは、丸テーブルの外枠部分。裁断前の塊材です。


これは、パイプ椅子の座面と背当たり部分を上下で組み合わせたスツール。





              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
http://www.value-c.jp
   


Posted by バリューの親方 at 14:45