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バリューの親方
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私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2010年06月20日

遭難

 遭難は雪山など大それた事をせずとも身近に発生します。
山菜取りに行った老人などが戻らないといった遭難も相次いでいます。これとて、駐車した場所からほんの100m入った所で救助されたりと、遭難はすぐそこで起こっています。

 浜名湖でまた痛ましい遭難がありました。舟艇がからむ遭難のニュースは人一倍敏感になってしまいます。
水辺に建つ青年の家や少年自然の家は、舟艇ものの訓練、体験プログラムを呼び物としています。ただ、残念なことに職員は、定期異動で赴任している学校の先生が大方です。今回の浜名湖の施設は民間管理に委託されて間もないとも聞きました。

 私が奉仕するボーイスカウトなどでも「水もの」と言われる水辺のプログラムは、日本連盟から厳しく制限されています。それだけ危険をはらんでいるという事です。

 私も何度か浜名湖でヨットに乗ったことがあります。名前こそ「湖」になっていますが、遠州灘に向かって開いているせいか、海洋性の気象をモロに受け、事故のあった北部は波が集中しやすい場所でもあります。

天気図を見る限りでは、梅雨前線がすぐ近くに停滞し、低気圧もあり、雨は強弱を繰り返しながら降っていたでしょうし、風も変わりやすく、風速も上がる兆しは十分予想できたとは思います。事故当時は6~7mということですから、出艇時は4~5m程度だったのでしょう。正直言って判断が難しいところです。

 ただ風の判断は難しかったにせよ、コンパスもGPSも積んでいない手漕ぎのカッターボートに、素人同然の教員しか同乗せず、雨の降る視界不良の湖面に出艇させたのは、いかがなものかと思います。

 さらに遭難は、動けなくなったカッターボートをレスキュー艇で曳航中に転覆したと報じていました。強風下で波のある水面での曳航は、曳航索の長さや曳航速度など熟練を要します。たぶん舵付きのカッターボートでしょうから、曳航されるカッター側の舵を握る舵手も初めてでは無理です。

 しかも、報道写真で見る限り、曳航中にオールを収納していないようでした。停船しているときは、オールを出しておくとスタビライザーの代わりになりますが、曳航中は抵抗となり、何かの拍子に一本でもブレーキ代わりになると、艇体は一気にバランスを崩します。

聞けば、所長は曳航作業が初めてだったと釈明していました。

あの場合、曳航索をつけたまま、レスキューボートのエンジンで安全な風軸に向けて待機し、他のレスキューボートか水上警察へ救助依頼し、空になったボートを曳航すべきでした。

あるいは、なんでもいいから舳先から重石になるものをロープで結んで抵抗にし、ボートを安全な風軸に向けたまま漂流させ、レスキューボートの定員づつに分けてピストン輸送すべきでした。

 何事もそうですが、どれだけ注意しても事故は起こるものです。その時にどのような対処、対応ができるか、あるいはできるように準備しておくかが大切なことだと改めて考えさせられました。
まさに「備えよ常に!!」ですね。






              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
http://www.value-c.jp
  


Posted by バリューの親方 at 15:50