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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2011年02月03日

新築住宅着工数発表

 私は、全国紙を取っているので、昨年度の新築住宅着工数の統計を見たとき、一度割り込んだ100万戸の大台に近づけることはないにしても、対前年よりは増加しているのではないかと、期待して数字を見てみましたら、案の定2年ぶりに増加していました。持ち家住宅は対前年7.2%増です。

厳しい経済状況の中、よく増加したものだと感心して見ていました。
そして山形新聞を見てビックリ。
そこへは、全国平均ではなく山形の実数が乗っていました。

山形の持ち家新築住宅着工数は約2,533棟で、対前年で12.5%減、そしてもっと恐ろしいことに、対前年で減少したのは、全国で岡山と山形だけで、岡山は減じたと言っても1.7%減程度だそうです。ということは、日本一ダントツに山形の減り幅が大きいということになります。

これは奇習「三隣亡」の影響ばかりとはいえないのかもしれません。さらに、あれだけ国も税制の優遇や住宅版エコポイントなどを導入して後押しをしてくれましたが、なんら効果が出てなかったということにもなります。

そして、私どもはこの最悪の状況の中で商売をしています。
全県で2.533棟程度ということなら、そのうちの1.5%ぐらいは、私どもでお建てしたということになり、村山地方だけなら限りなく3%に近い占有率にはなるということです。さらに地元天童に直したら、10%にも近づくかもしれません。10棟に1棟ですよ・・・。

裏を返せば、私どものような小さな後発会社が地域シェアで3%も取れてしまうほど、市場が冷え込んでいるということになります。正直言って、全身の毛が逆立ち、頭髪にもザワーッというものが走りました。
これで、消費税でも増額されたら駆け込み需要はあるにせよ、その後は大変なことになります。

政府では、CO2排出基準を踏まえた断熱性と気密性の高い住宅を推奨し、今後この基準を奨励基準、あるいは義務基準にするよう動きがありました。
今後は長期優良住宅のようなレベルの家が普通になり、それ以下の品質では建築させないということです。

大手ハウスメーカーや手広くやっているビルダーには商機でしょうが、当たり前の在来工法しかやったことがないという地元の工務店は、まちがいなく潰れます
なにしろ、天童市で長期優良住宅の申請件数のトップは私どもなんです。それだけ、地元工務店にはこういう新しい基準や工法には興味が薄いんです。知らない間に真綿で首を絞められているようなものです。

いやいや他社の心配なんかしている余裕はないのでした。
今週は、生き残りをかけて極寒の帯広に「極寒地帯の暖か断熱工法」を学びに行って来ます。
資本力の乏しい中小、いやマイクロ企業は知恵と汗を出すしか方法はないようです。
  


Posted by バリューの親方 at 07:50