2011年06月16日
災害の系譜
災害と言えば、今は地震が主に取り上げられていますが、こと住宅に関しては、あらゆる災害を想定し、被災しにくい、あるいは被災しても損害が少なくなるように工夫されています。
災害も火災のように災がつくものや水害のように害がつくものもあり、原因もさまざまです。いずれにしても予期せず突発的に発生します。しかも、いつどこで起こるわからないのが、こういう災害の特徴です。
でもこの災害、いつ、どこで起こってもおかしくないと思います。
「災害は忘れた頃にやってくる」という諺があるように、起こるものだと思っていた方が、対応策も準備しておけます。このちょっとした準備があるかないかではその後に大きな差となって表れます。
特に1日の半分以上を過ごす住宅は、ある意味でその災害から身を守るシェルターです。そのシェルターが逆に人にも危害を加えるようになってはあべこべです。
住宅は建てるときにちょっと工夫すれば、これらの災害を予測し、準備し、対応策を講じることができます。
また、この地区ではこれまでそういう災害は少ないし・・・・。と考えることこそ危険です。
ご当地山形なども自然災害の少ないエリアではあります。今回の地震でも1~2日停電したのと、ガソリンが入りづらくなったこと以外ほとんど影響がありませんでした。
でも、この山形を震源とした地震があったのをご存知でしょうか。
通称「庄内地震」とか震源地の名前を冠して「酒田地震」などとも言われる地震です。
110数年前の明治27年の地震ですが、直下型で震源極浅のマグにニュード7と言いますから、ほとんど激震のレベルです。死者762名、全倒壊家屋3858棟と大きな被害を出しました。ことに庄内地方は砂地が多く、液状化現象が発生し、大規模陥没や砂の小山が隆起したところが沢山あったと聞きます。
さらに、山形県には美しい山々がありますが、噴火したことのある火山もあります。北の鳥海山や南の蔵王もそうです。
昭和49年の鳥海山噴火などは、私もよく覚えています。
風光明媚な蔵王の「お釜」は、明治28年の蔵王山噴火の折には、そのお釜の水がグラグラと沸騰したと言いますから、まさに火にかけた「お釜」となり、その横を火山泥流が発生し、一気に流れ下ったという記録もあります。
安全な山形というイメージがあるけれど、これまで発生した大規模な水害、雪害、火災、風害と数え上げたらきりがありません。
あまり有難くない事ですが、このように山形も災害の系譜を十分継承しています。
ボーイスカウトのモットーではありませんが「備えよ常に!!」を肝に銘じておくべきだと思います。
災害も火災のように災がつくものや水害のように害がつくものもあり、原因もさまざまです。いずれにしても予期せず突発的に発生します。しかも、いつどこで起こるわからないのが、こういう災害の特徴です。
でもこの災害、いつ、どこで起こってもおかしくないと思います。
「災害は忘れた頃にやってくる」という諺があるように、起こるものだと思っていた方が、対応策も準備しておけます。このちょっとした準備があるかないかではその後に大きな差となって表れます。
特に1日の半分以上を過ごす住宅は、ある意味でその災害から身を守るシェルターです。そのシェルターが逆に人にも危害を加えるようになってはあべこべです。
住宅は建てるときにちょっと工夫すれば、これらの災害を予測し、準備し、対応策を講じることができます。
また、この地区ではこれまでそういう災害は少ないし・・・・。と考えることこそ危険です。
ご当地山形なども自然災害の少ないエリアではあります。今回の地震でも1~2日停電したのと、ガソリンが入りづらくなったこと以外ほとんど影響がありませんでした。
でも、この山形を震源とした地震があったのをご存知でしょうか。
通称「庄内地震」とか震源地の名前を冠して「酒田地震」などとも言われる地震です。
110数年前の明治27年の地震ですが、直下型で震源極浅のマグにニュード7と言いますから、ほとんど激震のレベルです。死者762名、全倒壊家屋3858棟と大きな被害を出しました。ことに庄内地方は砂地が多く、液状化現象が発生し、大規模陥没や砂の小山が隆起したところが沢山あったと聞きます。
さらに、山形県には美しい山々がありますが、噴火したことのある火山もあります。北の鳥海山や南の蔵王もそうです。
昭和49年の鳥海山噴火などは、私もよく覚えています。
風光明媚な蔵王の「お釜」は、明治28年の蔵王山噴火の折には、そのお釜の水がグラグラと沸騰したと言いますから、まさに火にかけた「お釜」となり、その横を火山泥流が発生し、一気に流れ下ったという記録もあります。
安全な山形というイメージがあるけれど、これまで発生した大規模な水害、雪害、火災、風害と数え上げたらきりがありません。
あまり有難くない事ですが、このように山形も災害の系譜を十分継承しています。
ボーイスカウトのモットーではありませんが「備えよ常に!!」を肝に銘じておくべきだと思います。
Posted by バリューの親方 at
16:40