2011年11月21日
やっぱ、日本の米
先日、日本の米と日本の農業のことを記しました。
その後、仙ちゃんこと森谷仙一郎県議ともお話しする機会を得ました。
「TPPに本格参入すれば、山形県どころか地元天童の農業にも大打撃を被るだろう。私は反対だ」と切々と語りました。山形県議会の農林水産常任委員長としては当然といえば当然の発言です。
「天童の農業や山形の農業がダメになる以前に、日本が立ち行かなくなる。アメリカと中国をうまいこと天秤にかけて利用すればいいじゃないか!県議だからって、県のことだけじゃなく、日本のことも考えてみなよ・・・。」 ああでもない、こうでもないと語った挙句に、最後は二人とも酔いが回り、ドロドロ状態。
「どんだけ安い米が入ってきても、今の日本人は、値段も品質も安全も味も抜群の国産米しか食べないから心配するな。今度あげるから、1kg200円もする中国東北地方産の特級ブランド米を食べてみな。それがどんなレベルかがわかるから。ありゃ、定食屋の米飯より劣る。」
「よ~し、そこまで言うなら俺も食ってみる!!」となんだか話はあらぬ方向へ展開して解散。
と、その裏づけデータとも取れるアンケート結果が今朝の朝刊に載ってました。結果は、ほら、やっぱりね~・・・という数値でした。これは全国の有権者3000人から取った読売新聞の世論調査です。
質問:米の輸入が自由化されたら、どちらを主に買いますか?
結果:国産米89% 外国米7% 無答5%
質問:国内産の農産物の印象
結果:安全性が高い73% おいしい72% 新鮮64% 値段が高い22%
要するに、いくら格安な輸入米が入ってこようとも、日本人はすでに現在の国産米の米価を受け入れており、値段が少々高くとも、おいしくて安全で新鮮な米を買うということです。
当の農水省は、TPPに参加すれば国民は、ほとんど外国産の米をかうようになると試算してました。まったく、消費者目線からかけ離れている官僚的な机上の空論が証明される結果になりました。
ただ、だからと言って現在進行形の就農者の高齢化と衰退の一途を辿る農業を、このまま放置していていいものではありません。
農家の農地面積の拡大、新規就農の促進、原発事故が起因する国産農産物の信頼回復などの改革を推進し、企業化なども視野に入れて、貿易自由に対抗する競争力を向上させる必要があるのは言うまでもありません。
Made in JAPANの質の高さは、工業製品だけではありません。もちろん農産物もです。さらに国民もです。何事にも実直で丁寧な日本人がこさえるから、国内外はもとより海外からも評価されるのだと思います。
本当は、優れた日本の大工の技を使って、海外にも在来工法で家を提供したいのですが、復興支援の建築が先で、当分そうも言ってられないかもしれません。
それより貿易自由を機に、各国から大工職人候補生を募り、被災地での復興建築を実習の場として、研修生を受け入れ、日本の技術を移植し、その後国へ帰って、ゆくゆく日本のハウスビルダーが打って出るときの下地造りにするというのが一挙両得と言えるような気がします。
その後、仙ちゃんこと森谷仙一郎県議ともお話しする機会を得ました。
「TPPに本格参入すれば、山形県どころか地元天童の農業にも大打撃を被るだろう。私は反対だ」と切々と語りました。山形県議会の農林水産常任委員長としては当然といえば当然の発言です。
「天童の農業や山形の農業がダメになる以前に、日本が立ち行かなくなる。アメリカと中国をうまいこと天秤にかけて利用すればいいじゃないか!県議だからって、県のことだけじゃなく、日本のことも考えてみなよ・・・。」 ああでもない、こうでもないと語った挙句に、最後は二人とも酔いが回り、ドロドロ状態。
「どんだけ安い米が入ってきても、今の日本人は、値段も品質も安全も味も抜群の国産米しか食べないから心配するな。今度あげるから、1kg200円もする中国東北地方産の特級ブランド米を食べてみな。それがどんなレベルかがわかるから。ありゃ、定食屋の米飯より劣る。」
「よ~し、そこまで言うなら俺も食ってみる!!」となんだか話はあらぬ方向へ展開して解散。
と、その裏づけデータとも取れるアンケート結果が今朝の朝刊に載ってました。結果は、ほら、やっぱりね~・・・という数値でした。これは全国の有権者3000人から取った読売新聞の世論調査です。
質問:米の輸入が自由化されたら、どちらを主に買いますか?
結果:国産米89% 外国米7% 無答5%
質問:国内産の農産物の印象
結果:安全性が高い73% おいしい72% 新鮮64% 値段が高い22%
要するに、いくら格安な輸入米が入ってこようとも、日本人はすでに現在の国産米の米価を受け入れており、値段が少々高くとも、おいしくて安全で新鮮な米を買うということです。
当の農水省は、TPPに参加すれば国民は、ほとんど外国産の米をかうようになると試算してました。まったく、消費者目線からかけ離れている官僚的な机上の空論が証明される結果になりました。
ただ、だからと言って現在進行形の就農者の高齢化と衰退の一途を辿る農業を、このまま放置していていいものではありません。
農家の農地面積の拡大、新規就農の促進、原発事故が起因する国産農産物の信頼回復などの改革を推進し、企業化なども視野に入れて、貿易自由に対抗する競争力を向上させる必要があるのは言うまでもありません。
Made in JAPANの質の高さは、工業製品だけではありません。もちろん農産物もです。さらに国民もです。何事にも実直で丁寧な日本人がこさえるから、国内外はもとより海外からも評価されるのだと思います。
本当は、優れた日本の大工の技を使って、海外にも在来工法で家を提供したいのですが、復興支援の建築が先で、当分そうも言ってられないかもしれません。
それより貿易自由を機に、各国から大工職人候補生を募り、被災地での復興建築を実習の場として、研修生を受け入れ、日本の技術を移植し、その後国へ帰って、ゆくゆく日本のハウスビルダーが打って出るときの下地造りにするというのが一挙両得と言えるような気がします。
Posted by バリューの親方 at
02:35