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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2011年12月15日

少年たちよ・・・・。

13年前の小学6年生の自然体験に関する現在の小学校6年生との比較データが出ていました。
う~ん、やっぱりな~・・・。という項目とウソでしょ~~!!という項目でした。
現在の小学6年生の方が当然ながら深刻です。

 キャンプをしたことない小6は41.4%、これって大都会も含めた全国平均とは言え、山形を初め自然豊かな東北の小学校は、ちゃんとカウントされてるんだろうかと信じがたい気がします。

 海や川で泳いだことがない小6は14.5%、そう言えばこのごろ海水浴なんて死語になりつつありますが、この14.5%は善戦したほうでしょう。

 昆虫を捕まえたことがない小6は20.4%、なんと5人に一人。確かにカブトムシやクワガタはホームセンターで売ってる時代ですもんね。イナゴ獲りは別にしても、セミ獲りとかトンボ獲りとかしないんですかね。

 さらに、マッチを擦れない小6、刃物を使えない小6などなど、数え上げたらきりがないほどの信じがたいデータです。確かにそんなものできなくても、今の世の中、十分生きてはいけますけどね・・・。
前述の事柄は、あくまで現象やデータですが、そこから派生するニッポンの危機感たるや想像だにできません。

 私は長いことボーイスカトの隊長として、この年代の野外活動を指導してきました。確かに最初はおっかなびっくりです。切り傷、擦り傷、火傷は当たり前です。それが怖いから注意深くやるようになる。なんでも最初は、質よりも量の稽古が大切です。何度も何度もやって、一人前にできるようになります。

 最初は手本を見せて、注意事項を教え、見ている前でやらせてみて、ダメ出ししてあげて、さらに自分で痛い思いをしなければ、実用で使えるようにはなりません。その為に、救急法や服を着たままの立ち泳など、大事に至らない予防策を最初に教えますし、訓練場所も危険が潜んでいそうなところは、リーダーたちが何度も何度も下見をします。

 刃物だって、使い方は元より、管理方法持ち歩き方、手渡し方まで教えます。もちろん折りたたみ式とは言え、どんな小さなナイフも、ポケットへ入れておくのはご法度です。必要なときだけザックから出させる工夫をして危険を極力回避しています。

ここまでやっても、怪我はつきものです。
ただ、学校だとそう悠長なことも言ってられないのが本当のところだと思います。やれ怪我させただの管理不十分だのと親が騒ぎ立てます。滑り台は危ないから撤去しろと言った親もいるそうです。

 ボーイスカウトや野外活動の少年団は、親が是非にと入会させるのとは大きな違いがあります。

それでも、スポ少や塾には熱心な親が多い反面、ボーイスカウトやガールスカウトなどの社会教育団体に入れて、実社会で役立つ訓練をさせることには、無関心な親も多いのが現状です。

 刃物やマッチは、便利な反面、常に危険をはらんでいます。それゆえ使う子供たちもおっかなびっくりで緊張します。ヘマをすれば自分が傷つき、痛い、熱い思いをしますそんなモノを他人に向けてはいけないと言うこともそこで気づき、知るのだと思います。

昆虫を捕まえる、魚を釣りそれをさばくからこそ、生き物を意識し、命の大切さや「頂きます」の本来の意味も理解できるのだと思います。
 
これらのデータはあくまで小学校6年生のものだから・・・と考えるのは早計です。
なぜなら、そこで体験せずに、そのまま中学、高校生になり、大学、社会人となっていく子供たちを考えてみてください。
火も熾せない、刃物も使えない、木にも登れないような軟弱な青年たち・・・それが将来の日本を担う若者たちと想像すると、少しばかり恐ろしくなりませんか?

でも何にもできなくても、今はちゃんとコンビニという強い味方があります。ここへ行けば、24時間、何とかなってしまうからもっと恐ろしい。

 次の災害が来るまでに、学校では「危ない」「危険」「常識はずれ」「前例がない」「保護者が怖い」「責任問題は御免だ」といつしか禁じられていることを何らかの形で教え、体験させるか、ボーイスカウトなどと協力して、逞しいニッポンの少年たちを育成して欲しいものです。

私は、教場を屋外に求めるのが大切だと思いますし、経験豊富なリーダーが実地で教えるのが一番だと思います。

 それと、大学生には外洋ヨットでの航海訓練が最も適切だと思います。前述のすべての要素を短期間に体験的に学習するチャンスが生まれます。外洋ヨットの各艇は、クルーが不足して困っていますから一挙両得です。おっと、我田引水になってしまいました・・・。  


Posted by バリューの親方 at 18:30