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バリューの親方
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私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2012年10月26日

復興


 今日は、商工会議所の金融部会で、石巻経由で女川原発を視察しました。
なんで、不動産業者が金融部会に入っているの?と聞かれそうですが、先輩業者の話によれば、昔、不動産業者は、金貸しもやっていたのだそうで、その名残りとのコトでした。もちろん金融の法律がこんなに雁字搦めになる前のおおらかな時代です。

 以前見たときには、基礎部分だけが残る住居跡は、一面草に覆われていました。
その傍らでは、重機が相も変わらず、瓦礫の山をかき混ぜていました。
瓦礫の山には、いくつもの煙突が立てられ、そこから瓦礫内に発生するガスを抜いているのだそうです。
そのままにしておくと、このガスに発火し、火事になると言うから驚きです。

どう見ても復興が進んでいるとは思えない状況です。
あの日のまま取り残されている住居もまだまだ点在しています。
現在は、復興のためのグランドデザインを描いている途中なのかもしれませんが、こういう状況なのに、復興予算が、全く関係のない事業に流用されていたと言うのは、全く持って腹立たしさすら感じました。

今回は、東北電力の全面協力のもと、PRセンターのみならず、なんと発電所の敷地内にも入れてもらいました。
道すがらみていたのですが、どうも海面が近く感じます。それもそのはず、この牡鹿半島そのものが1mも地盤沈下したままというのです。高潮のときには、道路も冠水するのだそうです。

 女川原発を襲ったのは、13mの津波、津波襲来の前の地震により1m地盤沈下し、原発の堤防は13.8mになていたが、わずか80センチで津波が入り込まなかったし、冷却が自家発電などで賄われていたため、福島原発のような惨事には至らなかったのだそうです。

今回の視察では、事前に氏名や生年月日を申告しておき、衛門でバスに警備員が乗り込んできて免許証などで本人確認を行ったあとに、やっと発電所敷地内に入れます。

 9.11のテロ以来、チェックが非常に厳しくなり、発電所内は有刺鉄線と監視カメラで守られています。陸上からは、これで完全なのかもしれませんが、海上からの守りはどうなのでしょう。
チラッと見た感じでは、海上用レーダーが回っていました。たぶん、ある一定の距離内に入った船がある場合、アラームを鳴らすのだと思います。

とは言え、30ftクラスのヨットでもレーダーに映るのは至難の業です。
このため、小型艇はレーダーリフレクターというアルミの反射板をつけて、大型船にわざと自艇の位置を認識してほしいという動きをします。

これを考えれば、夜間、小型艇で接近すればノーガードであり、海上からロケットランチャーでも発射されたら、一巻の終わりというわけです。
もっとも素人の私が考え付くくらいですから、きっと何かの防御策を取って入るのでしょうけど・・・。

現在は3機とも運転を中止していると言うことでしたし、
ただ、いつ再開できるか、はたまた世論が原発再開反対と声高に行っている現在ですが、数年は止めたままになるであろうと言うのが、東北電力側の回答でした。
それにつけても、休止中でいつ再開できるかわからない原発に、3000人ほどの職員が働いているとのこと。現状でも本当にこんなに人が必要なのでしょうかね。

それで、電気料金値上げと言われたら、一言物申すってなっちゃいますよね。






  


Posted by バリューの親方 at 01:18