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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2010年01月09日

番外

 姉歯偽装問題から発して、昨年10月1日以降に引渡しを行った新築建物には、隠れた欠陥である瑕疵を10年間に渡って保証しなければならなくなりました。
さらに、建築会社が10年間の間に倒産したとしても、これは保証される仕組みができました。

 保証する方法は、建築業者や宅建業者(建売の場合)が各建物ごとに瑕疵担保責任保険に入るか、一括で保証金を供託するという方法です。供託金は、これまでの施行実績にもよりますが、まともに住宅建築で飯を食っている会社なら○億円の単位です。

でも、ここに大きな穴が開いていることに気がつきました。あまりに当たり前すぎて、見過ごしていました。
宅建業者は宅建業の免許を有していないと業者にはなれません。無免許営業の場合は300万円以下の罰金または3年以下の懲役刑が待っています。

 ところが、建築業は、山形県知事許可という「建設業」の看板を持っていようがもっていまいが、家を建てる商売をすることができるのです。
大工が自分で請け負って、家を建ててるなんてよくある話です。この大工たちは皆が皆「建設業」許可なんて持っていません。

「建設業」許可が必要になるのは、新築建物工事1棟当たり、請負金額1500万円以上または延べ床面積150㎡(約45坪)以上の建物を建築する場合です。
金額的にも面積的にもこれ以下なら「建設業」許可は不要なんです。

 私どもの建物は税込み987万円です。さらに延べ床面積はせいぜい30坪です。よって「軽微な工事」となり「建設業」許可はいらないんです。

そうは言っても、建築に関わる法的手続きや関係法規は人一倍遵守しています。
ン十年の社歴を誇るちょっとした「建設業」免許を持っている会社より、建築士や施工管理技士などの「建設業」免許の条件を満たす国家資格者は大勢います。

 ところで、例の瑕疵担保履行法で言う「建築業者」とは「建設業」許可の看板を持っている業者が対象となっています。これが大きな穴です。
つまり、看板を持っていない一人棟梁(大工)が建てた家や私たちが建てた家は、この瑕疵担保責任は負う必要がないということです。

これは、小さくて安く建てた人は、対象外ってことなのでしょうか。それとも、それがいやなら看板を持っているところで建てろということなのでしょうか。
何か変ですよね。

 ただ、誤解されるといけないのでちゃんと言っときますが、私どもは確かに番外の建築業ではあります。
でも、こんな瑕疵担保履行法ができる2年も前からちゃんと10年間の瑕疵担保責任保険に入って保証をつけてますし、万が一建築中に倒産しても、ちゃんと完成引渡しができるように、これも保険に入っています。

 たぶん、「建設業」許可の看板を有せず、ちゃんとした一戸建て住宅をこれだけの棟数施工しているのは、山形広し、いや東北広しと言えども私どもぐらいでしょう。
番外の心意気ってところです。
農民出身だった新撰組の近藤勇や土方歳三が、遅れて武士になったのだから、武士よりも武士らしくをスローガンにした心情がよくわかります。





              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
http://www.value-c.jp



Posted by バリューの親方 at 12:00