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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2010年03月12日

組織の縮図

 縁あって、山形市の某生命保険会社の社員寮を譲っていただきました。通常売買ではなく、その生保で募集した入札でした。

 それはそれは丈夫な造りの鉄筋コンクリート2階建てで、昔の公団タイプと言われるものでした。入り口には、生命保険会社の山形寮という真鍮の金看板がついており、築年数も古く昭和40年代のものでした。

 でも、中を検分した時に思ったのですが、当時の組織の縮図を象徴しているようでした。この社員寮ですが、独身寮と家族寮が混在しています。入居世帯数は4世帯です。すべてが同じ間取りではないのです。

2DKの家族用が2部屋、1DKの独身用が1部屋、そして3DKの家族用が1部屋です。この3LDK、図面を見ると支店長用と記されていました。
会社でも、階級が上がるごとに、椅子に肘が付き、背もたれが高くなり、最後は革張りのハイバックになるというのに似ていますね。

 もう一つ、時代背景を表しているものがありました。
それは駐車場の数です。1台分しかないのです。
当時は、全世帯が車を持てるような時代ではなかったはずです。
きっと、この駐車場には支店長の自家用車が、で~んと置かれていたのでしょう。
お前らも偉くなれば、こういう車が買えるんだぞと言わんばかりに。

 その組織の縮図のような社員寮も、売主である生保の売買条件で、取り壊して更地にすることとありましたので、速やかに解体し、2土地に分割して若いファミリー向けに分譲します。

 引渡しの折に、売主の運用部長さんに「これを壊してしまって、新しい寮でも建築するんですか」と聞いてみましたら、世情を反映する答えが返ってきました。
昔は、上司も同僚も後輩も、みな同じ屋根の下で暮らすのが当たり前でした。
ところが、今どきの社員は、会社以外でも同僚や上司と関係が続くなんて、まっぴら御免ということらしいのです。確かに!!

 そういうことで、今はアパートやマンションの各部屋を借り上げて社員寮や社員住宅にしているそうです。
これも時代の流れなんでしょうね。
私もどちらかと言うと世話好きで、近くに住む独身者を家に招いて、夕食を共にしたりしていましたが、こういうのを聞くと複雑な心境ですね。





              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
http://www.value-c.jp



Posted by バリューの親方 at 17:16