2011年01月15日
嗚呼、想定外
今流行の太陽光発電、時限的な補助金も継続になるとか。
この太陽光発電、費用対効果で初期投資が何年で回収できるかと言うことがよく話題になります。
7年とも10年とも言われます。投下した設備代の額によって、年数が変わってきます。
何でって? 東北電力が買ってくれる単価は、どこのメーカーだろうが1kw当たりなら同じだからです。
ただ、あくまでもシュミレーションですから実際、本当にそうなるかどうかと言うのはわかりません。もちろん、天候にも大きく左右されますし、設置地域によっても変わってきます。
でも、ちょっと不思議なんです。
シュミレーションの根本になる年間予想発電量は、カンカン照りのイメージがある沖縄で3,814Kw、そして雪国の山形が3,469Kw、ちなみに東京は3,488Kwです。
たいして変わらないでしょ。
もちろん曇っていても発電はします。
でも、太陽光発電パネルに雪が積もったらどうなるでしょう・・・。答えは「発電できません」です。
太陽光発電パネルの表面はツルツルのガラス面です。イメージでは、雪が積もる前に流れおちてしまうような気もします。
太陽光発電パネルのベストの設置角度は、真南に向けて30度の勾配です。
私どもの実験モデルハウスも忠実にこのマニュアルに従いました。
ところが、あろうことか山形に初雪が降ったその日から、すでにガラス面は全面雪で覆われています。
他の家のトタン屋根には、雪がなくなった快晴の日でも、パネルの上の雪は載ったままです。
通常の屋根よりタチが悪いってことです。
雪が落ちやすく、設置角度を大きくし行くと、発電効率が低下します。困ったものです。
この分だと、12月中旬から2月下旬あるいは3月上旬まで発電がほとんどできないということにもなりかねません。すると、前述の年間発電量75%しか発電できないことになり、3,469Kwではなく2,601Kwということになります。これでは一気に話が違ってきます。
元が取れる年数も変わってくるということです。
シュミレーションはシュミレーションとして、パネルに積雪するなんてことは想定外だったのかもしれませんね。
でも、なぜガラス面の上に・・・。
これは想像ですが、雪はガラス面の上にハラハラと舞い降り、一旦は「水」、あるいは「みぞれ」状になって、ガラス面に付着していたのではないか。それが急激に冷やされ氷着したのではないだろうか。それが逆にストッパーの役目を果たし、そこへどんどん雪が積もっていったのではないかと仮説を立てました。
実際、パネル群の最上部近辺には雪が積もっていませんでした。
この仮設が正しいとなると、あのガラス面は雪解けの季節まで顔を見せないと言うことになってしまいます。
う~ん、困った。これって、うちの建物だけなのか・・・・。
何か、雪国対策の抜本的改善案を考え出さねばなりませんね。
雪の下は、パネルのガラス面です。
この太陽光発電、費用対効果で初期投資が何年で回収できるかと言うことがよく話題になります。
7年とも10年とも言われます。投下した設備代の額によって、年数が変わってきます。
何でって? 東北電力が買ってくれる単価は、どこのメーカーだろうが1kw当たりなら同じだからです。
ただ、あくまでもシュミレーションですから実際、本当にそうなるかどうかと言うのはわかりません。もちろん、天候にも大きく左右されますし、設置地域によっても変わってきます。
でも、ちょっと不思議なんです。
シュミレーションの根本になる年間予想発電量は、カンカン照りのイメージがある沖縄で3,814Kw、そして雪国の山形が3,469Kw、ちなみに東京は3,488Kwです。
たいして変わらないでしょ。
もちろん曇っていても発電はします。
でも、太陽光発電パネルに雪が積もったらどうなるでしょう・・・。答えは「発電できません」です。
太陽光発電パネルの表面はツルツルのガラス面です。イメージでは、雪が積もる前に流れおちてしまうような気もします。
太陽光発電パネルのベストの設置角度は、真南に向けて30度の勾配です。
私どもの実験モデルハウスも忠実にこのマニュアルに従いました。
ところが、あろうことか山形に初雪が降ったその日から、すでにガラス面は全面雪で覆われています。
他の家のトタン屋根には、雪がなくなった快晴の日でも、パネルの上の雪は載ったままです。
通常の屋根よりタチが悪いってことです。
雪が落ちやすく、設置角度を大きくし行くと、発電効率が低下します。困ったものです。
この分だと、12月中旬から2月下旬あるいは3月上旬まで発電がほとんどできないということにもなりかねません。すると、前述の年間発電量75%しか発電できないことになり、3,469Kwではなく2,601Kwということになります。これでは一気に話が違ってきます。
元が取れる年数も変わってくるということです。
シュミレーションはシュミレーションとして、パネルに積雪するなんてことは想定外だったのかもしれませんね。
でも、なぜガラス面の上に・・・。
これは想像ですが、雪はガラス面の上にハラハラと舞い降り、一旦は「水」、あるいは「みぞれ」状になって、ガラス面に付着していたのではないか。それが急激に冷やされ氷着したのではないだろうか。それが逆にストッパーの役目を果たし、そこへどんどん雪が積もっていったのではないかと仮説を立てました。
実際、パネル群の最上部近辺には雪が積もっていませんでした。
この仮設が正しいとなると、あのガラス面は雪解けの季節まで顔を見せないと言うことになってしまいます。
う~ん、困った。これって、うちの建物だけなのか・・・・。
何か、雪国対策の抜本的改善案を考え出さねばなりませんね。
雪の下は、パネルのガラス面です。
Posted by バリューの親方 at 10:10