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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年02月13日

誇り高きニッポン人

私自身も海外在住経験があり、仕事で海外へ行く機会が多くあります。 
そこで感じることは民族性、特に私の遺伝子に脈々と受け継がれているはずのニッポン人としての民族性です。

それはどんな?
と聞かれると、即座に答えは出てきません。
ふとした時に、良きにつけ悪しきにつけ、感じることがあります。なかなか日本にいると全てが日常化してしまっているので、海外に出て、非日常の中で感じることの方が多いのかもしれません。

私の一人息子は、幸か不幸か海外の大学に在籍しています。それも中国です。本年9月からはアメリカの大学へも単位を取りに行きます。

彼に海外行きを紹介したのは、社会の波に飲み込まれる前に、自分は何者なのか、そして誇り高きニッポン人の一人であることを体験を通じて見つけて欲しかったからです。

そんな彼が旧正月の休暇を利用して帰省していました。
たまに、オヤジと一緒に映画でも見に行かないかと封切りとなったばかりの竹野内豊主演「太平洋の奇跡・フォックスと呼ばれた男」を見に行きました。

実在した18連隊の大場栄大尉のお話でした。舞台は激戦の島サイパン島です。
戦争映画としては珍しく、アメリカ側と日本側から描かれていました。

戦争映画ですから死と生が登場するのは当たり前として、その死というものの捉え方を、アメリカ人側からと日本人側から微妙なニュアンスで語られているようでした。

特に自決玉砕「なぜ日本人は兵も民間人も、これほどまでに自殺をしたがるのか?」とアメリカの司令官をして言わしめました。
生きて虜囚の辱めを受けずという戦陣訓が深く浸透してしまっており、敵のみならず味方の命すらも軽視してしまったことは、世界に類を見ない誠に持って残念な史実です。

途中から職業軍人に転じたとは言え、元々地理教諭だった大場大尉をしても、将校ですから先陣切って突撃し、一旦は死を覚悟したのでしょうが、激戦の中で奇跡的に生き残り、生、特に「生きたい」あるいは「生かしてあげたい」という心の葛藤を「ニッポン人の誇り」というキーワードを絡めて上手く表現されていました。
それが「自決するより生きて戦うことを選べ」という言葉に表れていました。

二度とあんな悲惨な戦争を起こしてはならないのは当然。
ただ、忘れてはならないのは、残虐な日本人あるいは日本兵と海外では言われ続け、今や日本国内でもそのようなイメージが定着しつつありますが、徹底した規律の元に、世界でも類稀な優秀な兵士たちが、祖国のために全てを捨てて戦い抜いたという事実もあるということです。

映画で戦争を美化することは許されないことですが、忘れかけていた誇り高きニッポン人の遺伝子を思い出させてくれる作品であることは間違いないようでした。
就職難で、こんな国に生まれてこなければ・・・ニッポンなんてサイテーなどと天に向かってツバをはいているような若い人たちに是非とも見てもらいたい映画でした。

息子にも誇り高きニッポン人の末裔であることをちゃんと知った上で、海外生活を続けて欲しいものです。
これって、知っているのと知らないのでは、これから体験して学ぶであろう結果が、天と地ぐらい違ってくることですから、学費を出している親としては・・・・。
入場料1,700円の授業料は、無駄にはならなかった・・・・かな???



Posted by バリューの親方 at 12:37