QRコード
QRCODE
庄内・村山・新庄・置賜の情報はコチラ!

山形情報ガイド・んだ!ブログ

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 35人
プロフィール
バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年02月27日

宅配

 昨日の飲み会の席上「20日からブログ更新してませんよね」と冷やかされて、「すいません」と目が点になり、そして一瞬にして酔いが覚めました。
出張やら何やらでバタバタして、とんとブログのことを忘れてました。

さてさて、いつもは何気なく使っている宅配便ですが、これを考えた人は凄いと思いませんか?郵便小包全盛の頃、民間企業がこれに参入するなんて、大冒険いやいや大博打だったことでしょう。

都内には「バイク便」なんていう渋滞をヒラリヒラリと交わしながら疾風のように依頼物を届ける仕組みもいありますが、前の会社には「超特急・人便」という凄いのがありました。

 まだまだインターネットもデータでのやり取りもなかった私が新人時代のお話です。
通信と言えば、アナログ電話FAX、そしてポケットベルしかありませんでした。

信じられないことですが、まだテレックスなんていう暗号解読機のようなものもホテルや商社、銀行などで最後のお勤めをしていた頃です。

一文字いくらという金額設定ですから、ASAPなどの略語までありました。
これはas soon as possible(可及的速やかに)の略です。同じくBTWby the way でしたしFYIfor your informationという具合です。

 私の仕事は広告営業でしたから、受注した広告を媒体に掲載してなんぼという仕事です。よって締め切りぎりぎりまで営業し、ぎりぎりの滑り込みで印刷所に引渡しなんていうのはお茶の子さいさいでした。締め切り際の魔術師なんて呼ばれたこともありました。

ただ、大阪支社と東京本社間でのやり取りはそうはいきません
締め切りギリギリまで営業し、制作した原稿の生原稿は、1枚や2枚ならFAXで送ることもできますが、ページ数が多かったり、大判のレイアウト用紙だったりするとほとんどアウトです。

当時のFAXは感熱紙のロールタイプでしたから、A3やB4の原稿は送ることもできません。縮小コピーしたら字がつぶれて見えません。それでも何とか送ることはできますが、写真原稿はポジフィルムですので、現物がないと何ともなりません。

 ぎりぎりまで待って制作された大阪支社の原稿は、代表選手が抱えて最終の新幹線に飛び乗り東京本社へ、そして本社のフロアで待機している印刷所の社員へ渡り、そのまま入稿です。週刊誌を印刷するような大手の印刷会社は24時間機械が回っています。

これが超特急・人便です。
とても確実で、到着の時間が分単位でわかります。
凄いときは、同日の下りの最終列車や夜行バスでまた大阪へトンボ帰りし、翌朝から次号の仕事なんていう荒業まで繰り出します。
そんな荒業を若い社員のモチベーションと体力と耐力でカバーして稼いでいたのが、古巣のR社です。

その人便よりすごいのを見つけました。それは「メルアド宅配便」です。
メルアドやTwitter IDさえ分かれば、その人に物を届けることができると言うシステムです。ソフトバンクがやってます。
10Kgまでですが、1個990円で届けてくれるそうです。

え~っ、どうやって????絶対無理じゃん!そんなの・・・・・。

仕組みは意外に簡単でした。
この会社が仲立ちになって、送り届けたい人へ「メルアドの○@△×○さんから、あなたへ届け物があります。配達を希望するなら住所と名前を教えてください」とメールを出してくれます。

届けて欲しい人は、届け先を入力するというものです。もちろん送り主にも住所と名前を入力させるのは当然です。
実際のお届けは佐川急便が行うそうなので安心とのこと。

これならメールだけの友達へのプレゼントオークション落札の商品発送などにも使えそうですね。
当然、住所や氏名の管理は第一級のセキュリティが施されているらしいのですが、そうは言ってもソフトバンクぐらいのネームバリューと信用度がある会社でなければ、運用は難しいのでしょうね。

目の付け所さえ間違えなければ、まだまだ新しいビジネスの芽はありそうですね。
やはり、不便を解消するのがヒントのようです。




Posted by バリューの親方 at 19:10