QRコード
QRCODE
庄内・村山・新庄・置賜の情報はコチラ!

山形情報ガイド・んだ!ブログ

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 35人
プロフィール
バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年03月01日

覗き見

 往々にして、覗き見という言葉の響きは、淫靡と不法の臭いがプンプンします。
昨日話題になった「携帯カンニング」ですが、想定外などと媒体の見出しも躍っていました。

本当に想定外だったのでしょうか。正しくは「自分たちの限定すべき常識内では想定外」と言うべきことなのでしょう。

 今や腕時計に仕込まれた超小型CCDカメラやペン型をした無線式送信機、はたまたメガネの弦に巧妙に仕込まれた骨伝導型イヤホンなどなど、昔は特務機関の人間しか縁のなかったようなスパイ道具が当たり前に手に入る時代です。

当然にして、想定され得る事だと思います。あまりに受験を神聖化し過ぎた学校側の怠慢としか思えない気がします。

お隣の受験大国、韓国では似たようなケースが大々的に報道されたのも遠い昔のことではありません。韓国では試験場に入るゲートで、金属探知機を使いボディチェックまでしていると聞きます。

 今回、事件が発覚したのは、かなり偏差値の高い大学でした。
うまく入学に潜り込めたとしても、はたして授業についていけるのかが疑問ですし、各学期の試験は論述式です。それも携帯に全て放り込んで試験を受けると言うつもりなのでしょうか。後先を考えない稚拙な行動だともとれます。

もっとも、日本の大学は受験さえ合格してしまえば、卒業はなんとかなってしまうという不思議なシステム自体にも問題があるようにも思います。

ところで、この変則型無線カンニングですが、当然本人が特定されれば合格は取り消されるのは当然として、刑法に抵触するというのは初耳でした。
大学の試験業務を妨害したと言うことで「偽計業務妨害罪」になる可能性があるとのこと。

 受験合格はボーダーライン上で、1点差で泣き笑いが分かれるほどの熾烈なものです。
今回の事件は、いろいろなものを犠牲にして受験勉強をしてきた一般の受験生の努力を冒涜するものです。
身内の怠慢な恥を公表するようなものでしょうが、大学側には被害届けを出し、徹底した部内調査と厳正な対応、そして再発防止策を講じていただきたいものですね。



Posted by バリューの親方 at 14:30