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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年05月12日

誇り高き日本人のはずが

 実はマスコミなどで表ざたにならないのであればと思い、ブログにも書かないでおいた事があります。でも、このごろの週刊誌などではずいぶんと詳細に書かれ始めました。
それも原発で退避居勧告が出ているエリアからもです。

世界中から被災した日本人を見て、淡々と現実を受け入れ、パニックや暴動も起こらず、人々が助け合い、美しき大和魂のように紹介され、中国などでは日本人の見方さえ変わったと言っていました。

私は1ヶ月間、被災した方々のお宅に鑑定という業務を媒介としてお邪魔していました。
同じ東北人ですからお国訛りで受け答えすれば、親しみも湧き「保険屋さん、お茶でも一服どうですか」とご自宅に上げてくれます。

その方々から語られたのは、地震の揺れや家の補修のことだけではありませんでした。
マスコミには取り上げられなかったもうひとつの現実がありました。

それは略奪や窃盗の類です。
それらは、噂ではなく、みなその方々が目撃したり、実際に被害に遭われた話です。

津波で流された車からはガソリンが当たり前のように抜き取られていた。
車に残されたバッグから財布を盗んでいた。
ボランティアで家の瓦礫を片付けに来てくれたと思っていた人に、箪笥の引き出しから宝飾品を盗まれた。
被災した家電量販店から次々と若者たちが電化製品を箱ごと持ち出していた。
ビール会社から流れ出した缶ビールを大型バンで拾い集め、ワケあり品として安くで販売されていた。
倉庫から流された来たカップ麺を毎日ダンボールごと拾っていた。
避難所から帰ってきたら、庭の盆栽が全部持ち去られていた。
発見された遺体からも指輪、財布などの略奪や窃盗があった。
被災したコンビには、好きなものがとり放題だった。
倒れた自販機がこじ開けられ、小銭はおろか全く飲み物が入っていなかった。
解体業者だと思っていたが、流された車からタイヤとホイールだけを外して、淡々とトラックに山積みしていた。
さすがに銀行のATMだけは完全に警備員や警察官に守られていた。
などなど数え上げたらきりがない。

私は、被保険者のお宅に伺うのに、事前にアポをとり、玄関先で名刺を出し、保険会社名とその鑑定人である旨を伝えているのですが、何度かは「信用できないわけえではありませんが、こういう状況下ですので、何か証明できるものがありますか?」と聞かれたことがありました。
前述のお話を聞き、これも納得できました。

でも、その方々も口をそろえて言うのです「私たちなどはまだまだいい方です。もっともっと大変な方々がいるんですから。」と。

確かに大勢居れば、不埒な人間もいることでしょう。
99%の被災者は、決してこのようなことをする方々ではないと思います。
何でも書きたがるマスコミも表立って書き立てなかったところを見ると、その絶対数も少なかったのかもしれません。

私は実際に被災された方々とお話しするにつけ、海外が評価する「誇り高き日本人」観は、かなりの精度が出ているように思えますし、そう思いたい。






Posted by バリューの親方 at 15:50