2011年05月20日
震災復興への三方好し
震災の復興が進む中、被災地優先に水を差すつもりはありませんが、その裏側で泣いている業界もあります。
私ども住宅建築を生業とする作り手もその一つと言わざる得ません。
でも、業界に「そいつはスゴイ!!」というニュースが入ってきました。
それは標題の三方好しのお話です。
テレビや新聞でご存知のように、津波の被災地では、いまだに瓦礫が片付きません。
瓦礫と一口に言っても、現場へ行ってその瓦礫をよく見ると、住宅の構造を構成する木材や建材、金属の屋根材、畳に水回り設備、そして家財道具、そして車です。工場があったところには、その材料や完成品もこれらに混じっています。そしてそれらはみな泥まみれで、積み重なっています。
まずは分別が必要なのでしょうが、このうち再利用がもっとも有望なのが、住宅の構造を構成した柱などの木材や合板類です。
そのままでは、薪にしかなりませんが、これを細かく粉砕して整形し直せば、パーティクルボード板やOSB板になり、合板の代用品に生まれ変わります。
今回の地震で被災した岩手県宮古市で、産学官で新規事業として開発し、地元の宮古ボード工業の協力の下「震災ボード」なるパーティクルボードを製造し、7月頃から実販売に入るとの事。
震災で大量に排出された瓦礫木材は、処理に悩む行政と合板工場の被災により原材料供給が止まって稼動できないパーティクルボードメーカー、今後大量に需要が見込まれる復興住宅を手がける作り手と三方好しの仕組み。
ただ、価格は通常のパーティクルボードと同程度となるらしいけど、それなら1枚に付きいくらという義援金付き販売にすれば、三方好しどころか四方好しになります。
そうすれば、どうせ仕入れるなら「震災ボード」をとなろうというものです。
また、施主様もどうせ使うなら「震災ボード」を・・・あるいは復興支援住宅は、必ずこの「震災ボード」を使うことを条件に補助金を出します・・・とか。いろいろと発展的に考えられますよね。
こういう取り組みがどんどん出てきて、お金が回り回って、末永く被災地救援になってくれればと思います。
私ども住宅建築を生業とする作り手もその一つと言わざる得ません。
でも、業界に「そいつはスゴイ!!」というニュースが入ってきました。
それは標題の三方好しのお話です。
テレビや新聞でご存知のように、津波の被災地では、いまだに瓦礫が片付きません。
瓦礫と一口に言っても、現場へ行ってその瓦礫をよく見ると、住宅の構造を構成する木材や建材、金属の屋根材、畳に水回り設備、そして家財道具、そして車です。工場があったところには、その材料や完成品もこれらに混じっています。そしてそれらはみな泥まみれで、積み重なっています。
まずは分別が必要なのでしょうが、このうち再利用がもっとも有望なのが、住宅の構造を構成した柱などの木材や合板類です。
そのままでは、薪にしかなりませんが、これを細かく粉砕して整形し直せば、パーティクルボード板やOSB板になり、合板の代用品に生まれ変わります。
今回の地震で被災した岩手県宮古市で、産学官で新規事業として開発し、地元の宮古ボード工業の協力の下「震災ボード」なるパーティクルボードを製造し、7月頃から実販売に入るとの事。
震災で大量に排出された瓦礫木材は、処理に悩む行政と合板工場の被災により原材料供給が止まって稼動できないパーティクルボードメーカー、今後大量に需要が見込まれる復興住宅を手がける作り手と三方好しの仕組み。
ただ、価格は通常のパーティクルボードと同程度となるらしいけど、それなら1枚に付きいくらという義援金付き販売にすれば、三方好しどころか四方好しになります。
そうすれば、どうせ仕入れるなら「震災ボード」をとなろうというものです。
また、施主様もどうせ使うなら「震災ボード」を・・・あるいは復興支援住宅は、必ずこの「震災ボード」を使うことを条件に補助金を出します・・・とか。いろいろと発展的に考えられますよね。
こういう取り組みがどんどん出てきて、お金が回り回って、末永く被災地救援になってくれればと思います。
Posted by バリューの親方 at 18:39