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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年07月02日

棟数レース

 ハウスメーカー、ハウスビルダー、工務店などの業績評価は、当然ながら営業期の利益となりますが、ことこの業界ではもうひとつの尺度があります。
それは年間棟数です。これは確認申請ベース、着工ベース、受注ベース、完工ベースですが、確認申請ベースや完工ベース以外は、把握するのは非常に困難ですし、あてになりません。

ただ、この棟数は各社とも建物価格も利益率も異なるので、利益の業績評価と完全にリンクしているわけではないので、難しいところではあります。
それでは、山形県内のハウスビルダーで棟数はどれだけやっているのかというと、ここにちょっと古いのですが2009年度の建築確認ベースのデータがあります。

栄えあるハウスビルダー(工務店系)部門の第一位はクリエイト礼文145棟、第二位はウンノハウス115棟、第三位は近江建設75棟と続きます。
ハウスメーカーでは第一位が積水ハウス115棟、第二位がミサワホーム、第三位は清水化学90棟です。

1棟あたりの利益は別として、大切なのは営業効率です。この棟数を何人がかりでやり遂げたかです。

また、上記の棟数を見て注目すべき傾向が見て取れます。全国区の有名ハウスメーカーを押さえてローコスト系と呼ばれるクリエイト礼文が完全優勝です。しかもダントツ。

実は数あるハウスビルダー系ベスト10に入ったのは、5社がローコスト系ビルダーでした。世の中の流れを象徴しているといえます。残りの会社はミドルクラスの価格設定をしている会社が2社、ハイクラスと言われる価格設定の会社が3社でした。

ただ7位以下はドングリの背比べ状態です。しかも4社ともがローコスト系ビルダーです。
ここに7位以下のもう一つの共通項があります。それは「試練40棟の壁」と呼ばれる年間40棟を越せていないのです。

40棟からは店舗出店計画、営業スタイル、工務菅理、資材調達、資金調達、人員配置などが一気に変わるといわれています。

しかもその変革期において、流れについていけず社内がガタガタになるというのもよくある話です。そのまま回復できずに失速して倒産に至った会社も知っています。別名「魔の40棟超え」と呼ばれる所以です。50棟ではなく、あくまで40棟なのが不思議です。

でも、どんな大きなビルダーもこの40棟の壁を苦労して越えていった会社です。
私どもなどは、3年チャレンジしても失敗のリベンジ中です。

たかが40棟、されど40棟・・・。
この40棟を越えてくるあたりから、ビルダー系の会社は、経営も一気に安定に転じることができるとも言われます。安定経営へのボーダーラインということです。

会社の安定こそが、法人の社会的存在価値であると私は思います。それは、税金を納める市や県、国に対しても、社員にとっても、そして末永くお付き合いいただくことになる施主様にとってもです。

私どもの「チャレンジ40」は続いていますが、その起爆剤となるかもしれないヒミツ兵器を今、作っている真っ最中です。
これができれば県内初、いやいや東北初、もしかしたら日本初、はたまた世界初になる可能性大です。

それは・・・・・お楽しみに。7月末には仕上がります。



私どもは、新潟の大手イシカワと並んで8位でした。
イシカワは、山形でこそ30棟ですが、新潟県内では超々ダントツ第一位で360棟です。ほぼ一日に一棟ベースで建てているというモンスタービルダーでもあります。恐るべし!!








Posted by バリューの親方 at 06:09