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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年09月02日

意外な結果

お客様目線という言葉は、使い古された感も否めませんが、生の声のみならずデータベースでのお客様目線を観測することは、建物を造る側としては興味があります。

コンサル会社や調査会社の統計資料ではなく、税金を使ったデータもたまには役立ちます。国土交通省が5年に一度集計している「住生活総合調査」もそれです。最新のものは平成20年度のものです。

ご当地天童もそうなのですが、行政の勝手な思い込みか、あるいは市民の声と称するアンケート?のデータをもとに、これでもかというぐらい街の景観やまち並に税金を投入します
お陰で、会社近辺は、脈略もなく真新しい「蔵のある街」に変身しましたし、街路樹は手間隙のかかる「松」になりました。

さらに、良好な住環境を確保するためと称して地区計画を乱用し、土地の60坪制限や70坪制限をかけてしまいました。このため、いくら土地の坪単価が下がっても、小さな土地で十分と思っている若いファミリー層が、買えない土地金額になってしまっています。

いったいぜんたい、どれだけの住民が「美しい街づくりやまち並」を優先するというのでしょうか。
そこへ、この国交省のデータが飛び出しました。行政の担当者もビックリしたことでしょう。

そこへは「住まいにおいて、重要だと思わない点」という質問項目の回答データがありました。
驚くべきことに第二位に「まちなみや景観」が上がっていました。
やっぱりな~という感想です。

そして第一位は「親や親戚との住宅との距離」でした。
若い人たちは、親は友達感覚で「お父さんお母さん、だ~い好き!!」という別のデータがあっただけに、これにはビックリしました。

案外、親しきなかにも実は一線を引いていたいという願望があるのかも知れませんし、ゆくゆくは同居しなければならないのだから、今ぐらいは干渉しないでね・・・というのかもしれません。

そして逆に「重要だと思う点」のベスト3には「安全・安心」というキーワードでくくれる自然災害への安全性やや治安への安心などが入っています。

「重要だと思わない点」は私どもつくり手としてはどうすることもできませんが、「重要だと思う点」は100%とは言えずとも、何とか解消して差し上げることはできるように思います。

私にも一人息子がおり、何の仕事に就くかは別にしても、老後を考えると、せめて同じ市内に住んでくれたらな~なんて思ってましたが、どうも向こうサイドはそうでもないのかもしれませんね。

膨大なページ数ですが、そのデータは下記にあります。52ページあたりに問題のデータが載っています。もし興味があれば、ご覧になってみてください。

http://www.mlit.go.jp/common/000132799.pd



Posted by バリューの親方 at 06:08