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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年11月13日

交渉開始

 いよいよTPP参加の交渉が始まりました。
山形は農業県ですから、反対される方も多いようです。
お友達の仙ちゃんこと森谷仙一郎県議も、農林水産常任委員長ということで反対していると聞きました。もちろん吉村県知事も同様です。

「TPPに参加すれば、国内農業は壊滅する!!」
私も農業団体や代表者の方々が言っていることも随分と見聞きしましたが、ロジックや試算数値が極端で、本当のところはどうなのか、今ひとつ分かりませんでした。

 私はたまたま専攻が経済学の中でも農業経済学でした。各論として日本の農業の変革も少しばかり研究しました。
日本の農業は、このTPPに参加するしないにかかわらず、それ以前の問題として、ズルズルと蟻地獄にはまっていると思うのです。

弱い農業を関税や国家予算で保護してきましたが、結局はレベルを維持すら出来ず、たかだか20数年で農業所得は半減、農家の担い手は三ちゃん農業どころか、平均66歳にも達しています。

 農協一辺倒で運営されてきた農業は、とことん弱体化して、農村は衰弱しきっています。
機械化とは言え、狭い田畑を行き来する農業機械は、兼業農家の息子や娘が町場で働くことを担保して購入されたものがほとんどです。かくして、借金に喘ぐ負のスパイラルがここでも発生してきます。

 この担保した息子や娘たちが働く企業が地方を離れ、海外に出て行ったら、元も子もなくなります。農村はますます衰退してしまいます。
日本の農業は、ある意味で守りにて徹してきました。これからは、通常の企業が行っているように、自らの強みと弱みを把握し、弱みを克服するのではなく、強みをより伸ばすことに注力すべきだと思います。

 もちろん、首相が言うように、守るべきものは断じて守るという姿勢は決して崩すべきではありませんし、第二の安全保障とも言われる自給率の維持も農業経営そのものを変革させてでも対応すべきことは言うまでもありません。

 一時、斜陽産業といわれる建設業の転業、新規ビジネスへの取り組みで補助金が出ました。これを活用して農業へ事業として転進した企業も随分ありましたが、救世主となるはずだった改正農地法で、スケベ根性を出して、農地を借りる側の企業に条件などをつけてしまい、集約的大規模農法の妨げとなりました。

これなども、企業化、事業化に向けてもう少し緩和すべきだと思いますし、利害の反発のようなことばかり言わずに、農業と企業は一緒になって、今後の展開を行うべき時に来ていると思います。

 さて、日本の農産物、絶対価格はさておき、味対価格、つまりコストパフォーマンスはどうでしょうか。
先日、私は中国の海南島に行った折、地元スーパーマーケットに行って、価格を調べ、実際それを食してみました。

 有名な日本のりんご「ふじ」。中国にもちゃんと中国産で同様のりんごがあります。名前も同じ「ふじ」で、特売されてました。
1kg約254円でした。味は日本の味には近いのですが、独特な蜜などは入っていませんし、少々パサパサしています。
さきほど、天童の直販所に行って同様の「ふじ」を見てきました。1Kg280円でした。これはジューシーで、いつも食べなれている「ふじ」です。1Kg26円安いだけのまずい海外産「ふじ」を買うのでしょうか。
しかも、どんな農薬が使われているかも不明です。

 米も試してみました。中国の東北地方は、米の産地でもあります。日本人が指導して作った米もあるそうです。今回は、中国東北地方の米でもブランド品を買って食してみました
1Kg254円(現地販売価格)です。ミネラルウォーターを使い、日本と同様の炊き方で食してみました。定食屋や牛丼屋のご飯程度の味はします。でも、日本の米を食べなれた人なら、毎日これでは耐えられないレベルです。

今やブランド米となった「つや姫」ですら、1kg500円程度で購入できます。中国のブランド米程度の味であれば、業務用米に毛の生えた程度の1kg350円でも足元に及ばないと思います。
しかも、中国米はどんな農薬を使っているか分からない代物です。

 コストパフォーマンスを考えれば、輸入されてやってくるであろう割り安な農産物とも十分向こうを張れるのではないかと思いました。
日本の農産物は美味いが高いと言われますが、こと中国ではその高さゆえ、Made in Japanのブランドが確立されているのだと思います。これが逆に安かったりしたら、ニセモノ?と疑われてしまいます。

日本の農業は大きな曲がり角に来ています。ここで失速することなく、逆にアクセルを絞り込むようにして加速し、コーナーを抜け切ってほしいと期待しています。


これが中国産「ふじ」です。


こちらはご丁寧に真空パックされた中国東北地方産のブランド米。ちなみ、香港の日系デパート地下でコシヒカリは1kg550円で売られていました。



Posted by バリューの親方 at 18:49