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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年12月08日

70年目の今日

 今朝、朝礼で「今日はどんな日だか知っていますか?」質問し、ある社員に振ってみました。彼が知らなければ、たぶん誰も答えられないだろうという思惑から、指名しました。
小さな声で返答がありました。「真珠湾攻撃の・・・日・・・ですか?」

今を去ること70年前の出来事です。
歴史や勝負事に「たら・れば」はタブーとは言われますが、それでもこの大東亜戦争だけは「していなかったら」を想像したい歴史的出来事です

止むに止まれずとは言え、相手を傷つけることもなかったろうし、自らも傷つくことも無かったでしょう。
そして多くの犠牲を払った敗戦は、信じがたい復興をもたらしました。正に奇跡的です。

この復興は、日本だからできたと日本以外の国々から評価され、また賞賛もされました。
実際は借金まみれで成長性やGDPでは中国に引けをとるとは言え、まだまだ世界の経済に大きな影響力を発揮し続けています

 アメリカの爺さんたちは、未だに「日本は宣戦布告もせずに卑怯な騙まし討ちをした」と語っていました。米国が真珠湾攻撃を事前に探知していたにせよ、真珠湾では多くの米兵が亡くなっています。国民感情としては「騙まし討ち」と言いたくなるのも理解できます。
ただ、宣戦布告なしに戦争を始めた歴史など枚挙に暇がありませんし、当の米国も宣戦布告などそっちのけで、侵略を繰り返していた歴史もあります。

 通常の宣戦布告とは「何月何日の何時から、あんたと戦争しますからね!!」という宣言ではないようです。戦争回避交渉打ち切りと言う「最後通牒」を突きつけ、あとはどうなっても知りませんよ!みんなあなたのせいですからね!!というのが宣戦布告と言われているものだそうです。
いずれにしても先手を取ったのは日本でした。

 ただ、この先手、実は真珠湾よりもっと早く先制攻撃していた事実が最近明らかになりました。それは同じ12月8日の未明ですが、真珠湾攻撃の数時間前、陸軍の海南島駐留部隊が、英領マレーのコタバルを奇襲し、激戦の末、上陸していたとい言うのです。

 その後この部隊は南下し、やがて昭南島と言われたシンガポールを陥落させます。もちろん英国にだってオランダにだって宣戦布告も最後通牒も出していません。でも、英国やオランダは奇襲攻撃を受けたとは言いましたが、騙まし討されたとは言ってません。
ヨーロッパでも戦争していた英国は、アメリカのように国民世論を煽る余裕などなかったと言うことなのでしょうね。

 軍事活動政治交渉軍事戦略政治戦略と言うのは、時として全くリンクしていないことも間々あるように感じます。
ベクトルは同じ方へ向いているのでしょうが、時間軸に差が出てきたのかもしれません。真珠湾攻撃だって、サムライの国日本が、卑怯にもわざと通告を遅らせるとは考えにくい。

米国だけでなく、日本でさえも政治の世論誘導とは時として、一国を戦争に駆り立てるという恐ろしい影響力を有しています。でも、この頃は世論調査で政治が動く、世論の政治誘導みたいなことが日常的になってきました。どちらかというと、こちらの方がよっぽどイイですけどね。



Posted by バリューの親方 at 23:38