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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2012年01月11日

幸福度

 昨年来日し、ブームを巻き起こしたブータン国王夫妻。王も若くてイケメンでしたが、王妃の美しさと言ったら・・・。
ブータンは、国内総生産 GDPではなくGNH 国民総幸福量の増進を、国家の指標に掲げていることでも有名です。

 これほど有名になる前は、ブータンと言えば、秘境としてドキュメンタリーや旅番組で取り上げられるだけの国でした。位置だって、ヒマラヤの近く?とかインドの奥地?とかとにかく内陸部の山岳民族のように言われていました。

 幸福度で有名になり、各局のカメラがその真相や国民の姿を捉えるべく番組を組みました。
私も始めてみる映像ばかりでしたが、なんだかイメージしていたのとちょっと違いました。

ある意味で、ブータンは文明社会から遠く隔離された宗教国家で、閉ざされた社会での幸福度が高かった。つまり、「幸せ」人間本来の家族や家庭、人と人とのつながり、いわゆる絆をもってして「幸せ」としていた感があります。

 よって、便利やモノが豊富に、しかも簡単に手に入ることによる何不自由ない「幸せ」とはまた違った「幸せ」、言ってみればピュアで素朴な幸せを指標にしているのだと思っていました。

そこへ、我々が当たり前に過ごしている文明社会が押し寄せたらどう変わるのか、それでもブレずに国民総幸福を追求していくと言うのであれば、ホンモノだと思います。

 番組で見る限り、どうも二面性があり、都心部には一気に文明の利器やサービス、そしてモノが押し寄せているようです。

民族衣装を着ているのは変わらないにしても、若者は韓国のアイドルの髪型を真似し、携帯電話を持ち、偽ブランドをホンモノと勘違いして身につけ、街にはテレビゲームをさせるゲームセンターネットカフェがオープンし、文明開化は留まるところを知りません

そこには「いらぬもの」まで、副産物として発生していました。
決して土には還らない材質で出来た容器や包装のゴミです。それを処理したり再生する施設はまだないようです。

 ブータンの幸福量を測定するには、一定の基準と指標が多項目に渡ってあるそいううですが、文明が怒濤のように流入してくるであろう近い将来、この幸福度、幸福量を測定する指標や項目も変えていかなければならない時期が来るのでしょうね。

インタビュアーが「なんか、懐かしい昔の日本のようです」と感想を漏らしていたのが印象的でした。



Posted by バリューの親方 at 06:04