2012年03月23日
武道にダンス?
どこかのカルチャーセンターのお話かと思ってました。
4月から全国の中学では、男女とも武道やダンスが体育の必修になるのだそうです。
なんで?
誤解を恐れず簡単に言えば、武道は礼儀を重んじ、日本の伝統文化を体得継承するため。ダンスは表現力とコミュニケーション体得のためだそうです。
ダンスは別にしても、女子が武道まで???と思ってしまうのは私だけでしょうか。
今はどうか分かりませんが、私たちの時分は高校で、男子に限って剣道か武道は必修でした。
これは今回の中学導入と同様の目的と理由からです。
でも、高校には柔道と剣道の専任体育教師が常駐していました。実はこの先生方、専任とは言うものの、他の科目も兼務していたのですが・・・。それはさておき、それでも武道教育の専門知識を有していたことには違いがありません。
それでも、怪我が続出しました。
武道教育が素人同然の中学教師に、本当に任せてしまって大丈夫なのか心配が残るところです。
私は幸い、中学の部活は剣道で、週一回の自由選択科目であったクラブ活動は柔道でした。こちらも捻挫などの怪我が続出しました。
私などは凝り性なものですから、毎回毎回大外刈りと体落しだけを専門に練習し、最後には初段まで取れてしまいました。毎日猛稽古していた剣道もあれだけやって初段というのも不思議です。
中学も柔道、剣道、相撲からの選択だそうですが、確かに柔道はたまたまオリンピック種目のお家芸などと言われています、しかし柔道が伝統の文化なのかは疑問です。
柔道の体系ができたのは明治以降のお話、剣道や相撲に比べれば、随分と歴史に差がありますし、その歴史的背景を例えるなら、幼稚園と大学院ぐらいの開きがあります。
武道好きの私は、何も武道教育を否定するつもりはありませんが、はたして導入の目的を考えると、武道が適切なのかどうかは疑問です。
ましてや今は「道」がついていますが元々は「術」でした。
何の術かと言うと、戦の折に相手の命を奪うためのです。柔術も相撲も「体術」として、全力でぶつかり、投げ、組み伏せて短刀で止めを刺す、関節を折る、締め落とすという必殺ワザです。
今は「参った!!」と意思表示すればすぐにやめ、1本勝ちするルールにはなってはいますが・・・。
それを考えると、何も体育と言う範疇ではなく、文化的な華道や茶道といった伝統文化でも構わないと思いますし、パフォーマンス的なダンスではなく、日本舞踊、地元の伝統舞踏、はたまたチークいや、社交ダンスの一つでも踊れたら、将来海外でオフィシャルな場面に出くわしても、さっそうとスマートにこなせるのでないかと・・・。
ましてや女子が運動着の上からとは言え、「まわし」を締めて相撲を稽古するというのも、あまりよろしいことではないような気もします・・・。
ただ、文部科学省の通達には、もう一言触れられていて、地域文化を鑑み、合気道、少林寺拳法、弓道という、いわゆる「道」とつく武術ならそれを必修科目とするのも可としています。
山形は、居合道の発祥の地、せめても山形県の中学校では、木刀を使ってでも居合を伝承するいみでも、これを必修にして欲しいものです。
私が中国に出張の折、新規の取引先の総経理(社長)に「あなたは伝統文化が豊富な日本から来ておられる。何かお国の伝統文化を継承しておられますか?」と聞かれ、「なぜですか?」の問いに「できればそういう方とお取引がしたいから」と言われたこともありました。
その後、何年かして上海の体育館で、20名ほどの中国人の大学生相手に居合の稽古をつけてあげることにもなりました。
確かに武道やダンスも人格形成上どこでどう役立つか分かりませんが、だからと言って、危険を承知で即座に武道、特に柔道を必修にする必要があるのかまだまだ疑問は残ります。
たぶん、教員は怪我や父兄からの苦情を心配して、まともな乱取稽古などさせられず、毎回受身とスローモーションのワザの掛け合いや、はたまた柔道型なんかをさせて、茶を濁すのでしょうけど・・・。
< P R >
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山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。
アパート脱出応援団のバリューハウスです。
もちろん土地から中古住宅、賃貸まで不動産全般の業務に対応できます。
4月から全国の中学では、男女とも武道やダンスが体育の必修になるのだそうです。
なんで?
誤解を恐れず簡単に言えば、武道は礼儀を重んじ、日本の伝統文化を体得継承するため。ダンスは表現力とコミュニケーション体得のためだそうです。
ダンスは別にしても、女子が武道まで???と思ってしまうのは私だけでしょうか。
今はどうか分かりませんが、私たちの時分は高校で、男子に限って剣道か武道は必修でした。
これは今回の中学導入と同様の目的と理由からです。
でも、高校には柔道と剣道の専任体育教師が常駐していました。実はこの先生方、専任とは言うものの、他の科目も兼務していたのですが・・・。それはさておき、それでも武道教育の専門知識を有していたことには違いがありません。
それでも、怪我が続出しました。
武道教育が素人同然の中学教師に、本当に任せてしまって大丈夫なのか心配が残るところです。
私は幸い、中学の部活は剣道で、週一回の自由選択科目であったクラブ活動は柔道でした。こちらも捻挫などの怪我が続出しました。
私などは凝り性なものですから、毎回毎回大外刈りと体落しだけを専門に練習し、最後には初段まで取れてしまいました。毎日猛稽古していた剣道もあれだけやって初段というのも不思議です。
中学も柔道、剣道、相撲からの選択だそうですが、確かに柔道はたまたまオリンピック種目のお家芸などと言われています、しかし柔道が伝統の文化なのかは疑問です。
柔道の体系ができたのは明治以降のお話、剣道や相撲に比べれば、随分と歴史に差がありますし、その歴史的背景を例えるなら、幼稚園と大学院ぐらいの開きがあります。
武道好きの私は、何も武道教育を否定するつもりはありませんが、はたして導入の目的を考えると、武道が適切なのかどうかは疑問です。
ましてや今は「道」がついていますが元々は「術」でした。
何の術かと言うと、戦の折に相手の命を奪うためのです。柔術も相撲も「体術」として、全力でぶつかり、投げ、組み伏せて短刀で止めを刺す、関節を折る、締め落とすという必殺ワザです。
今は「参った!!」と意思表示すればすぐにやめ、1本勝ちするルールにはなってはいますが・・・。
それを考えると、何も体育と言う範疇ではなく、文化的な華道や茶道といった伝統文化でも構わないと思いますし、パフォーマンス的なダンスではなく、日本舞踊、地元の伝統舞踏、はたまたチークいや、社交ダンスの一つでも踊れたら、将来海外でオフィシャルな場面に出くわしても、さっそうとスマートにこなせるのでないかと・・・。
ましてや女子が運動着の上からとは言え、「まわし」を締めて相撲を稽古するというのも、あまりよろしいことではないような気もします・・・。
ただ、文部科学省の通達には、もう一言触れられていて、地域文化を鑑み、合気道、少林寺拳法、弓道という、いわゆる「道」とつく武術ならそれを必修科目とするのも可としています。
山形は、居合道の発祥の地、せめても山形県の中学校では、木刀を使ってでも居合を伝承するいみでも、これを必修にして欲しいものです。
私が中国に出張の折、新規の取引先の総経理(社長)に「あなたは伝統文化が豊富な日本から来ておられる。何かお国の伝統文化を継承しておられますか?」と聞かれ、「なぜですか?」の問いに「できればそういう方とお取引がしたいから」と言われたこともありました。
その後、何年かして上海の体育館で、20名ほどの中国人の大学生相手に居合の稽古をつけてあげることにもなりました。
確かに武道やダンスも人格形成上どこでどう役立つか分かりませんが、だからと言って、危険を承知で即座に武道、特に柔道を必修にする必要があるのかまだまだ疑問は残ります。
たぶん、教員は怪我や父兄からの苦情を心配して、まともな乱取稽古などさせられず、毎回受身とスローモーションのワザの掛け合いや、はたまた柔道型なんかをさせて、茶を濁すのでしょうけど・・・。
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Posted by バリューの親方 at 06:02