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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2012年05月28日

竜巻、恐るべし

 茨城県で発生した竜巻は、家屋に甚大な損害を負わせました。
被害を受けた方々には心よりお見舞いを申し上げます。

 私などは住宅の商売をしていると、どうしても、どうやって壊れたのかと言う方に目線が行ってしまいます。これはこれで、対応策を練ろうとする心の動きと思えば、自然なことなのでしょうが、興味本位のような気がして、いやなものです。

 私は、実際の竜巻を目撃したことがあります。それも誕生する瞬間をです。しかもそれが飛島沖の海上でですから、恐怖もひとしおでした。

正にあれよあれよという間の出来事でした。上空から豚の尻尾のようなものが、チョロっとでてきて、それが海面へ向かってスルスルと伸び、海上からは三角コーンのような水煙が立ち、あっと言う間にそれらが繋がり竜巻になりました。どっちに進んでいるのかわからず、肝を冷やしました。

 さてこの茨城の竜巻、F2という規模だったと言われます。F2とはフジタスケールと言い、シカゴ大の藤田哲也博士が1971年に、竜巻などの風速を建物の被害状況から簡単に推測するために発表された基準です。

 ちなみにこのF2レベルとはF0~F12まであるレベルの軽い方から3番目「7秒間の平均風速が秒速50~69m」「住宅の屋根が剥ぎ取られ、弱い非住宅は倒壊する。大木が倒れたり、またねじ切れる。自動車が道から吹き飛ばされ、また列車が脱線することもある」レベルだそうです。

 今回の風災では、驚くべきことに、ベタ基礎がそのまま地面から剥ぎ取られたケースもありました。木造住宅の耐力は壁面への風圧力を想定していますが、今回の風災状況を見ると、「壁面風圧」ではなく「軒への吹き上げ」が原因と見られる被害が多いように思えます。

つまり、建物設計上での耐風壁量が満たされ、安全とみなされていても「吹き上げ」による外圧には対抗できないということです。

いつ起こるかわからない自然災害ですが、山形でも竜巻による被害はたびたび起こっています。
これを考えると、法では定められていなくとも、今今、躯体への強化策を考えねばなりません。
私たちは竜巻に対する学術的根拠があるわけでなし、手探りで吹き上げ耐風力をあげていくしかないようです。

 ただ、建物への強化策では限界があります。局地的な自然現象とは言え、明らかに異常気象です。異常気象には、原因があります。「自然」ととらえてしまうのではなく、その律を犯している「人災」をも考えるべきではないかと思うのです。CO2の排出しかり、地球温暖化しかりです。

「自然は怖い」ではなく「地球を壊している人間が怖い」と意識変えしないと、次も信じがたい自然からの警告がやってくるような気がしてなりません。




< P R >

頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き新築一戸建てマイホーム。

山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。

アパート脱出応援団のバリューハウスです。

もちろん土地から中古住宅、賃貸まで不動産全般の業務に対応できます。



Posted by バリューの親方 at 07:55