2012年05月30日
市民目線
私どもも、常にお客様目線で商売をしようと心がけています。
商品開発やそのポリシーから始まり、接し方、説明のし方まで多岐にわたります。
とは言え、高額な対価が絡む行為でもあり、ハッと気づくことはままあります。当たり前となっていることが、お客様目線ではそうじゃない、私どもの常識がお客様では常識までは至っていないケースには事欠きません。ずれているのに、そのずれに自らが気づかなくなっているんですね。
裁判員裁判も導入後、早3年が経過し、裁判や判決に市民目線をという本来目していた結果が現れ始めたそうです。
裁判官も検事も超難関の司法試験を突破し、法曹界に入り、閉鎖された組織の中で法を司ります。
勢い世間を知らない社会人となる危険もはらんでいます。
全て人が関わることより機械的にと言うわけには行かないので、その結果や結論も異なってくるわけですが、それを決定付ける人たちが、一般社会からかけ離れているのでは、もともこもありません。
「法に照らせばこうなる」が「法ではそうかもしれないけど・・・・」という市民目線が導入された結果のデータが公開されました。興味深い結果が出ていました。
たとえば「傷害致死」と「殺人」は初めから殺意があったのか否かが分岐点です。しかし、市民目線となると、殺意があったのか無かったのか、ほんとのほんとのところは、どうだかわからない。
でも、原因はどうあれ最終的に死亡に至ったのだからということで、悪質なケースにはばっちり罪を重くするという傾向があるようです。
「強制わいせつ致傷」と「強姦致傷」もそうです。こういう裁判に一般市民を参加させるのもどうかと思いますが、この二つの致傷の分岐点は、昔言われた男女の関係のABCという進行具合です。でも、どちらにしても被害者の女性が負った体の傷の深さは違えど、心の傷の深さは同じはずという考えで、こちらも罪を重くする傾向があるそうです。
「放火」はこの逆です。
家屋が紙と木でできていた日本は、石づくりの家屋が多い、諸外国と異なり、被害が大きくなる放火は、強盗と並び江戸の昔より重罪です。火付盗賊改方なんていう専門取締り組織があったぐらいです。日本の放火の罪は、世界的に重罪でも知られています。法曹界では歴史的に当たり前とされてきました。
ところが、放火とはいえ、ぼやだったのなら、財産的損失も軽微だったし、反省しているのであれば更正も期待できるということで、罪は軽くなる傾向があるようです。
確かに、これまで法曹界の常識だったことが、そうとばかりは言えないという市民目線が色濃く反映されたようです。
私たちの扱うものは、その人の一生を左右する法でもなく裁判でもありませんが、一生で最も高い買い物というところでは、「一生」という文字が一致します。
それだけ、大変な決断をして、「一生もの」を私たちに委ねてくださっている。こう考えるとお客様の目線が如何に大切なのか身に染みてわかります。
「お客様の目線」、これまでも、これからもずっと大切にしたいわが社の規範です。
商品開発やそのポリシーから始まり、接し方、説明のし方まで多岐にわたります。
とは言え、高額な対価が絡む行為でもあり、ハッと気づくことはままあります。当たり前となっていることが、お客様目線ではそうじゃない、私どもの常識がお客様では常識までは至っていないケースには事欠きません。ずれているのに、そのずれに自らが気づかなくなっているんですね。
裁判員裁判も導入後、早3年が経過し、裁判や判決に市民目線をという本来目していた結果が現れ始めたそうです。
裁判官も検事も超難関の司法試験を突破し、法曹界に入り、閉鎖された組織の中で法を司ります。
勢い世間を知らない社会人となる危険もはらんでいます。
全て人が関わることより機械的にと言うわけには行かないので、その結果や結論も異なってくるわけですが、それを決定付ける人たちが、一般社会からかけ離れているのでは、もともこもありません。
「法に照らせばこうなる」が「法ではそうかもしれないけど・・・・」という市民目線が導入された結果のデータが公開されました。興味深い結果が出ていました。
たとえば「傷害致死」と「殺人」は初めから殺意があったのか否かが分岐点です。しかし、市民目線となると、殺意があったのか無かったのか、ほんとのほんとのところは、どうだかわからない。
でも、原因はどうあれ最終的に死亡に至ったのだからということで、悪質なケースにはばっちり罪を重くするという傾向があるようです。
「強制わいせつ致傷」と「強姦致傷」もそうです。こういう裁判に一般市民を参加させるのもどうかと思いますが、この二つの致傷の分岐点は、昔言われた男女の関係のABCという進行具合です。でも、どちらにしても被害者の女性が負った体の傷の深さは違えど、心の傷の深さは同じはずという考えで、こちらも罪を重くする傾向があるそうです。
「放火」はこの逆です。
家屋が紙と木でできていた日本は、石づくりの家屋が多い、諸外国と異なり、被害が大きくなる放火は、強盗と並び江戸の昔より重罪です。火付盗賊改方なんていう専門取締り組織があったぐらいです。日本の放火の罪は、世界的に重罪でも知られています。法曹界では歴史的に当たり前とされてきました。
ところが、放火とはいえ、ぼやだったのなら、財産的損失も軽微だったし、反省しているのであれば更正も期待できるということで、罪は軽くなる傾向があるようです。
確かに、これまで法曹界の常識だったことが、そうとばかりは言えないという市民目線が色濃く反映されたようです。
私たちの扱うものは、その人の一生を左右する法でもなく裁判でもありませんが、一生で最も高い買い物というところでは、「一生」という文字が一致します。
それだけ、大変な決断をして、「一生もの」を私たちに委ねてくださっている。こう考えるとお客様の目線が如何に大切なのか身に染みてわかります。
「お客様の目線」、これまでも、これからもずっと大切にしたいわが社の規範です。
Posted by バリューの親方 at 08:16