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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2009年05月02日

新旧のコラボ

 懐かしい曲が流れてきたので、ふとテレビに目をやりました。
お~っ、懐かしの木枯紋次郎でした。

でも、なんか雰囲気が違う・・・。しゃべり方も違う・・・。
えっ、誰?と思ってよくよく見ると紋次郎は江口洋介でした。
懐かしがって、ついつい最後まで見入ってしまいました。

この「木枯紋次郎」市川崑が監督し、CX系のテレビで放映され一気にブームを起こした時代劇です。主演は当たり役の中村敦夫でした。

この紋次郎が放映された頃は、田中角栄内閣が発足し、日本列島改造論一気に景気が上り調子になった昭和47年でした。浅間山荘事件が実況されたり、荒井由美がデビューしたのもこの頃でした。

そう、世の中がガンガン上っていくのを横目に、世の中を斜に構えたニヒルな渡世人の物語です。「あっしにゃぁ、関わりのねえこって・・・」と下向き加減に言って、その場は通り過ぎるが、なぜか最後は人の情の厚さを感じさせるドラマでした。

 決して剣技に優れているわけではなく、立ち回りはいつも、のた打ち回りながらの死闘。危なくなると一目散に逃げる。そして振り向きざまに一太刀を浴びせるといった、ヤクザ映画の出入りシーンそのままのチャンバラです。

これが良かったんですね。ヒーローらしからぬ庶民目線で、世の中を生き、浮き足立つ世情を斜に構えて冷ややかに眺める。それでいて、情にはすこぶる厚い。そして、何かから逃れるように早足で街道を通り過ぎる・・・。
景気が良かったから、逆にウケたのでしょう。

でも、今回のドラマはそれが皆無でした。下向き加減にしゃべる特徴があった紋次郎は、今回は顔をしっかり上げて、目元の表情も豊かに、はきはきとセリフをしゃべっていました。上州新田三日月村で間引寸前のところで生き延びた「うら悲しさ」は微塵もありません。きっと配役だけ変えて、今風にリメイクしただけなのでしょうね。時代変われば・・・というやつです。

今は不況期です。少しでもポジティブにということなのでしょう。上を向いてしっかり、はっきり自分のセリフを言い、殺陣も鮮やかな立ち振る舞い、そして、ゆっくり歩んで街道を旅をする。そんな江口紋次郎でした。

唯一の救いは、中村敦夫が、宿場町の飯屋にとぐろを巻く、どうしようもない飲んだくれ親父役で、出ていました。ゴロゴロと話す独特の話し方は、やはりニヒルな紋次郎を彷彿させてくれました。

ドラマには、その時代背景を下敷きにした演出があって、初めてヒットします。
今回の紋次郎の構成は、いくら同じCX系とは言え、ちょっとイージーでしたね。





              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
http://www.value-c.jp



Posted by バリューの親方 at 17:25