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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2009年06月13日

たかが15センチ

 お若い施主さんからもバリアフリーのご要望があります。
家の中の段差解消は、パターン化が出来ていますので、さほど難しいことではありませんが、トイレなどになると、さすがにコンパクトなお家だけに、車椅子へ対応させるのはひと苦労です。

今回は、実際に私が車椅子を持って行ってテストしてみました。
内部は計算どおりでしたので、まったく問題がありません。
そして、外回りです。もともとの敷地内にあった15センチ程度の段差がありましたので、ここも簡易的にスロープを作ってみました。

車椅子を使用して自力で登れる勾配は1/15と言われています。
計算値からこの15センチの段差を解消するには2.25メートルのスロープが必要とされています。これに従って、簡易スロープを作ったのです。

ところが、登れないのです。全体重を乗せた2輪はもの凄く重いのです。ややもするとバランスすら崩して、スロープから前輪がはみ出してしまいそうでした。
高齢化に備えたバリアフリーです。脳血管障害で左半身麻痺や右半身麻痺も考えられます。そうすると、車椅子は片手、片足を使って運転しなくてはなりません。

これも試してみました。車椅子は全く動きませんでした。50歳の私ですら難しいのですから、筋力の落ちた高齢者には至難の業です。舵取りもことのほか難しく、坂の途中から脱輪です。

たかだか15センチの段差の壁の大きさを認識しました。
普段なら目を瞑っていても上がれる位の段差ですが、こと車椅子でこれを登ろうとすると信じがたい筋力を要します。

ここまでくると、車椅子用標準勾配マニュアルなんて、いかにあてにならないかがわかります。バリアフリーはこれからもニーズは高まることでしょうが、やはり設計・施工する者が、実際現場で車椅子などを使って、自ら検証するぐらいの努力が必要ですね。

お恥ずかしい話、私は今日、腕の筋肉がパンパンです・・・・。




              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
http://www.value-c.jp




Posted by バリューの親方 at 19:47