金字塔
今日は朝からソワソワそわそわ。現場に行っても落ち着きません。
世の中便利になったもので、こんな山中の街にいても、遠く蒲郡の海で繰り広げられる熱戦が、まるで
そこの池でやってるように情報がリアルタイムに入ってきます。携帯やWEBの有り難味を感じた一日でした。
同じ日に2回もブログを書くのは初めてです。
とうとう後輩たちがやってくれました。
慶応を抑えて堂々の全日本三連覇!!まさに
金字塔を打建てました。
この主力メンバーは、昨年一緒にクルーザーに乗ったことがあるので、よ~く覚えています。
髪の毛と言えば今どきの学生らしく?茶に染め上げられ、エグザイルのような髪形をしたチャラいのまで様々でした。
正直、体育会も時代の流れには逆らえなかったんだと半分がっかりもしました。
でも自分の息子と変わらない彼らを見ていると、
OBの目線ではなく
父親の目線で見るべきだったことに気づきました。
伸ばせる才能があるのなら、
それを伸ばすためには、なり振りなんてどうだっていい。
充実してやりがいのある学生生活や選手生活が送れるのであれば、そして
シーマンとしての誇りさえ保てれば、時代遅れのしきたりなんて気にしなくていい。
そんな風に見れるようになりました。
そんな彼らが優勝したからこそ、自分の事のように嬉しいんです。いや息子や娘たちのことのように嬉しいんです。
父兄会みたいなもんでしょうか・・・。
そして奇しくも今日は、レース中に遭難して、6人の先輩の命と共に逝った早稲田大学
「早風」号の48回忌です。
あのド嵐の夜中、相模湾では、これまた
慶応大学の「ミヤ」号と競り合っていたと聞きました。そして両艇ともに二度と帰らぬ悲劇に見舞われました。
それが48年前の今日です。
きっと
6人の先輩たちが導いてくれたのでしょう。それと私の
頑張れWASEDA Tシャツも利いたに違いありません!!
今日は、東京六大学野球の優勝決定戦でも慶応を抑えて
早稲田が勝ち、リーグ優勝が決まりました。
何とも
めでたい日です。
仕事は早上がりして、飲んでます。もうヘロヘロです。
今日は導いてくれた6人の先輩たちに感謝して、
早風の歌も歌っちゃうぞ~。
全国のOB達は、そこかしこで飲めや歌えの祝杯を挙げている頃だろうな~。
でも一人手酌じゃ辛いもんがあるなぁ・・・。
そして家内も一言
「あらあら、今日は何の騒ぎ? ウチは飲み屋じゃないんだから、大概にしてね・・・」
風飄々と雲低き
11月の相模灘
早稲田クルーの6人が
海にかけたる意気高し
ブロー、ドリフト 視界ゼロ
あぁ 早風は闘えり
日の出のヨットハーパーに
鉄のクルーの血は燃える
青き月影 ロープ手に
星と語りし夢の数
葉山 館山 伊豆の海
あぁ 早風と鍛えたり
あの日の瞳 微笑みに
菊を捧げて海を呼ぶ
母の涙よ 友の声
空の青さにはばたきて
若きかもめよ よみがえれ
あぁ 早風に波光れ
6人の先輩方、本当にありがとうございました。合掌。
よ~し、景気付けにもう一本開けるか・・・。お~い、女将・・・。怖っ!!
一夜明けて、にはこんなステキな写真を入手しました。V3の人文字、いいね~。
優勝旗を手にした笑顔は格別です。
トップで回航中の主将艇ですね。自信に溢れてます。
驚くべきことに、レース後の優勝・早稲田と準優勝・慶応の主将同士のツーショット。レベルの高いセーラー同士は、かくも和やかなものなんですね。
正に、ノーサイドという言葉が似合います。
(写真は3枚ともYachting速報より)