第二警戒態勢

バリューの親方

2011年03月24日 15:32

 毎日毎日余震が続いています。
でもこの頃は、あっ、また?震度1?いやいや2ぐらいかな?とか今回は大きいぞ震度3ぐらい?という感じで、慣れてしまいました。本当はこの慣れが一番怖いのですが・・・。
今回の津波もそうでした。慣れは時として取り返しの付かない惨事を巻き起こします。

私は今でも、枕元に防災頭巾?と懐中電灯、足元には長靴とロングのベンチコートに手袋を置いて寝ています。もちろん寝るときにはメガネは取りませんし、ソックスは履いたままの状態です。

ただ、11日に物置から玄関に移動させたサバイバルツールコンテナと飲料水は出入りに邪魔になるので、第一警戒態勢を解除して、第二警戒態勢として、物置の一番出しやすい場所に移動させました。

このサバイバルツールは、ボーイスカウトの「備えよ常に!!」をモットーに、小型テントから何から何まで入っていて、ペットと夫婦で1週間程度は自力で生き延びられるよう準備しています。もとい!されてるはずでした・・・。

11日、停電の暗闇の中で、懐中電灯たよりに、備蓄した食料や飲料水をチェックしたら、ほとんど賞味期限が1年以上過ぎてました。電池類も液が漏れてドロドロになってました。
これじゃ、3日ともたないですね。

何事も経験とばかり、賞味期限切れ非常食を食べてみました。薄明かりの中でしたから中味の状態まで詳細チェックするところまでは行きませんでしたが、う~ん・・・食べれないことはないですね。腹もこわさなかったし・・・。
でも、ちょっと妙な味ではありました。サバイバル闇鍋ってところでしょうか。
被災地に比べたら、こんなんでも食べるものがあるだけマシというものでした。

とは言え、卵が先か鶏が先かではありませんが、常備薬も期限切れが多くありましたので、悠長なことは言ってられないのが現実でした。

入れ替えを忘れてしまうほど、長い間危機も起こらなかったということでしょうし、それだけ慣れも大きくなってきていたということなのでしょうね。
現実に使う段になって、賞味期限を確認するなんて、話になりません。
今回を機会に、定期点検を行い、全部入れ替えます。といっても、商品が店先に並んでからということになるのでしょうけど。

でも、こういう時に限って災害は起こるものです。
願わくば第一警戒態勢に戻るようなことだけは、避けたいですね。



テントにシュラフ、ロープ類、救難信号、無線機まで何でもあります・・・。機会あるごとに少しづつ足していったんです。元気を出すためのボーイスカウト歌集まであります。