上には上が・・・・。
私どもの住宅は、
1350万円の
ヒミコパックや
1500万円の
イチゴーパックと言った、
全てコミコミの安心価格に設定してあります。
では、建物そのものの建物本体価格はいくらぐらいするのかと言うと、
1350万円のパックは
850万円、
1500万円のパックは
987万円です。もちろん
全て税込みです。
そして、被災地向け復興再建住宅は
888万円としました。
でも万が一、それでも予算が厳しい方々が居たらどうしようと原価を計算してみますが、なかなか低減することは難しいのが現実です。
職人の手間にも限界がありますし、建材や住宅設備機器にも仕入れ限界があります。
残されたのは
時間的合理化、
工法の抜本的改革、
棟数をこなして、メーカーとの交渉を有利に働かせるか
志を同じくする仲間と共同仕入れしかないように思います。
でも、すごい情報が飛び込んできました。
プレハブや仮設住宅ではない
2×4工法の本建築2DK10坪が
298万円(税込み)、
3LDK15坪が
398万円、
4LDK20坪が
498万円と
驚異的な価格で販売しているところがある・・・。
すぐに新幹線に飛び乗り、茨城県の鹿島まで行って、見せてもらってきました。
ウソではありませんでした。極限まで
ローコストでロープライスに徹していました。残念ながら私どものは
ハイコストでミドルプライスだったようです。
自社工場で60歳以上の方々を活用してのパネル化工法です。工場も見せてもらいましたが、家具工場では同じみの治具まで活用し、職人でなくてもパネルや断熱材まで入れられるようにな工程になっていました。
5月から初めてそう大きくない鹿島市で
すでに30棟の実績があるのだそうです。
モデルハウスの中も見せていただきました。
「こんなんで、いいんですか?」
「こんなメーカー品まで使えるんですか?」
「赤字にならないんですか?」次々と質問してみました。すべて
「大丈夫です!!」と社長さんは自信たっぷりです。
確かに私どもが建てている住宅の仕様に比べれば、
1ランクあるいは1.5ランク下のものも使われていました。でもほとんどは、
私どもがつかっているものと同等レベルと言って差し支えない仕様です。
この仕様でも十分、それでもちゃんとした建物が欲しいというニーズは確実にあるのでしょう。実際に半年で30棟も売れているわけっすから。
私どもはこれまで、
上ばかり見ていたような気がします。
それだけに
ハイコスト・ミドルプライスになっていたようです。
元々私どもの目指していたものは、
ハイクォリティ・ローコスト・ロープライスだったはずなのに・・・。
図面を頂き、概算で自社レベルの原価計算してみました。298万円の販売価格を
原価が30%上回っています。298万円には利益が乗っているのでしょうから、
原価ベースで比較したら30%の差ではなくなります。 先方の社長には、弊社でも売れるよう仕入れさせてくださいとお願いしました。
「来年の春までで、被災地の限られたエリアでの販売ならという条件と、弊社のコンパクト住宅図面と仕様・原価表との交換ならという条件でOKを頂きました」
山形からよく来てくださったという
ご苦労振る舞いと言ったところなのでしょう。
上には上がいるものです。
そして、上が居るなら恥ずかしがらず、謙虚に学びに行く姿勢が大切だなぁとも感じました。
今回は久々の大きな収穫でした。それにしても、鹿島は遠かった・・・。
実は、居合いをやってる私にとって、鹿島は
塚原卜伝が開いた
鹿島新当流の発祥の地でもあるし、
神夢想林崎流の八発祥の地、山形から訪ねていくには、興味津々でもありました。
ちなみにこの鹿島新当流は、新撰組の
近藤勇が第三代宗家を務め、
土方歳三、沖田総司などの剣豪を輩出した実戦剣術
天然理心流の元になった流派でもあります。
<お知らせ> 私どもは、アパート住まいの子育てファミリー向けた、何から何までコミコミで1,350万円で建つローコスト・コンパクト住宅の専門店です。
頭金なし、ボーナス払いなし、月々家賃並みの支払いで、「家持ち資産家」の夢を実現いたします。
山形市を始め、天童、寒河江、河北、東根、村山、尾花沢、新庄へ至るまでの地域でお建ていたします。