ニッポンを短縮した立役者

バリューの親方

2009年06月20日 15:49

山形新幹線でのことです。
小さなお子さんを連れたお母さんが、実家に帰省するような感じで、沢山の手荷物を持っていました。

「チッキ」にすりゃいいのにね。と私は若い同行社員に、小さな声で洩らしました。

「何ですかそれ?」
「エッ?チッキだよ、チッキ・・・」

そう言えば、この頃駅のチケット売り場の隣の「手小荷物受付」がなくなりましたね。
昔は、チケット売り場カウンターより一段低くなった手荷物受付カウンターがあって、ここで手荷物を預かり、到着地まで別便で送ってくれるサービスがありました。これがチッキと呼ばれていました。

 到着地での荷物引換証の「チケット」か「チェック」が訛ったものなのでしょうが、とても便利なシステムでした。
昔の薄暗いプラットホームには、ターレットと呼ばれる運搬車でダッ、ダッ、ダッと運ばれてきたチッキ荷物が、沢山積まれていました。

 私なども受験で長期上京の折などは、このチッキに随分とお世話になりました。自分だけが先に着いてしまい、参考書や教科書の沢山入ったチッキ荷物が届かず、やきもきしたのを覚えています。

今はチッキがないとすると、宅配便事業は国鉄の事業をも駆逐するほどの威力があったわけですね。
佐川急便やクロネコヤマトなんて、今やあって当たり前の輸送手段かもしれませんが、世の中の物流の仕組みを根底から変えてしまった立役者なんですね。
つくづく感じてしまいました。

今や欲しいものは何でも、日本国中から1~2日で自宅まで届く世の中なんですからすごいですよね。
飛行機と宅配便が国内の距離を1/10に縮めたと言っても過言ではないと思います。




              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
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