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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2009年12月02日

山形の秘密兵器

 家内が夕食のときに不思議な話をしてくれました。
「ねぇ、知ってる?山形で薩摩芋のような秘密兵器の戦闘機を作ってたんだって。山形放送でやってたよ」
山形?戦闘機?秘密兵器?薩摩芋?
ピピ~ンと来ました。

「たぶんそれは「秋水」というロケットエンジンを積んだ飛行機じゃないか?」
「あ~、そんな名前だったような気がする」
でも山形で作られていたとすれば、作れる工場はただ一つ。山形の美畑町界隈にあった日本飛行機山形工場、通商「ニッピ」しかありえない・・・。

 中学時代、私はこの工場の隣に住んでいたので良く知っています。もの凄く古い工場で、私がそっと木製の窓越しに覗いた時は、すでに飛行機ではなくリヤカーか何かを製造していました。
その後、工場は取り壊され、ヤマコーかどこだかのスイミングになっていたように記憶しています。

「秋水」は終戦も間近なころ、ドイツから技術提供を受けたメッサーシュミット社のロケットエンジン戦闘機で、これを日本で4ヶ月かそこいらで試作し、実戦に投入しようとしましたが、まともに飛ばせるようなレベルに到達しないまま終戦を迎えた幻の秘密兵器です。
成層圏までナント4分ほどで急上昇できる対B29迎撃の局地戦闘機のはずでした。
そんな秘密兵器を山形で作っていたなんて・・・。

ほうぼう調べてみたら、やはり本当でした。
日本で4機かそこいらしか試作されなかった「秋水」の何機かは、日本飛行機山形工場で作られたのだそうです。
そして、それを復元しようとしている人が、山形に居ると言うニュースだったそうなのです。もしかするとニッピの山形工場OBなのかもそれませんね。そうなら、もうかなりの御年なのでしょうけど。

そういえば、ニッピの敷地内にあった守り神の祠を両所の宮に移祠して「日飛神社」という名前で、今もあると聞いたことがあります。

 天童は木工の町なんて言われます。全国的に有名な特注メーカーの天童木工多田木工があるからかもしれませんが、天童木工は、戦時中は木工協同組合として稼動しており、その当時は木工の特技を生かして、木造の偽装飛行機や弾薬箱を作っていたのだそうです。

 きっと、基地滑走路脇に偽装飛行機を沢山置いて、「どーだ!!まだまだ日本にはこんなに戦闘機があるんだぞ!!」と敵偵察機に見せびらかしていたのでしょうね。
こんな手の込んだ木工技術が、成型合板と言う曲木技術を生み、日本を代表する特注家具の産地になったと言うわけです。

世の中、何が幸いするかわかりませんね。





              < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
http://www.value-c.jp



Posted by バリューの親方 at 23:51