2010年10月16日
たかが「おはぎ」、されど「おはぎ」
「おはぎ」と「ぼた餅」の区別がつきますか?
「おはぎ」は「お萩」ですし「ぼた餅」は「牡丹餅」です。
いずれもその花が咲くお彼岸の頃に食べる半殺し状(完全に餅になっていない米の形が残っている餅)の大団子に、小豆餡をコートしたものです。
辛党のオトコ衆には、あまりご縁のない食べ物かもしれません。
ところが、この「おはぎ」で一躍全国的に有名になったお店があります。
仙台市の秋保温泉街の中にある「さいち」という小さな小さなスーパーマーケットです。何度もテレビで取り上げられ、今では、老舗百貨店「藤崎」や仙台駅などでも期間限定で売られています。
地元の仙台っ子たちは、老若男女がうまいうまいと毎日のようにこのおはぎを食べていると言うから驚きです。今ではこの「さいち」も有名になり、観光バスも停まるほどになりました。
驚くべきことに、そのおはぎ、1日2万個が売れると言うので、甘いものが苦手な私も、その有名振りを検証しに行ってきました。
ラッキーなことに、平日だったせいか、午後3時でもまだお目当ての「おはぎ」はありました。
2個入り210円とリーズナブルです。今はバリエーションで、納豆おはぎやきなこおはぎなども売られています。
主力商品らしく、決して広いとは言えない店内の中央冷蔵什器のほとんどを、このおはぎが占領していました。その主力商品振りがうかがい知れます。
山形から出かけて、それを一パック買って帰ってきました。
甘いものが大好きな家内と試食タイム。
「アレ?そんなに甘くない・・・。」
私は、生まれてこのかた、「おはぎ」などは一度か二度しか口にした記憶がありません。こういうのって、結構胃がもたれたりする感がありましたが、それがありません。そのモチモチ感といい、餡子コーティングの厚さといい、私の持つ「おはぎ」のイメージを新たにしてくれました。
「これなら、オレでも食える・・・」とビール片手でペロっと食べてしまいました。
そして、甘党なのに辛口な家内の寸評
「確かに美味しいけど、この程度なら山形には当たり前にあるわよ。やっぱり、山形って何を食べても当たりはずれがないぐらいうまい物が多いんじゃない?仙台って、よっぽど美味しいものがないんだね。山形に住んでてよかった」
この主婦の店「さいち」は、株式会社 佐市と言い、店舗経営のテキストにも載っている会社です。実際、その経営者が書かれた経営ノウハウ本も出版されています。
たまたまこの「おはぎ」で有名になりましたが、おはぎと同じぐらい地元で有名なのが、さいちの「お惣菜」です。そこには徹底した企業ポリシーがあります。それは「さいちの三つの心」です。
1、どの家庭の味よりもさらに美味しいこと
2、毎日食べても飽きないこと
3、時間が経ってもその美味しさが失われないこと
徹底して、手間隙のかかる手作りにこだわった「おはぎ」や「お惣菜」で完全差別化をはかっています。温泉街の小さな小さなスーパーが、商圏とする地場だけでなく、全国から買いに来るスーパーとなっています。企業経営者の来店も数多いと聞きました。
天童のスーパーでも「おはぎ」は売っています。でもそれは「さいち」のこだわりの足元にも及びません。たかが「おはぎ」、されど「おはぎ」、そこに込められた経営者の心意気を感じました。210円とガソリン代で、いい勉強させてもらいました。
何の変哲もないスーパーでしょ。
これが有名なさいちの「秋保おはぎ本舗」のおはぎ。
悪乗りして、こんな「おはぎ本舗」のバッグまで・・・これって、きっと誰かの入れ知恵だと・・・。
< P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
「おはぎ」は「お萩」ですし「ぼた餅」は「牡丹餅」です。
いずれもその花が咲くお彼岸の頃に食べる半殺し状(完全に餅になっていない米の形が残っている餅)の大団子に、小豆餡をコートしたものです。
辛党のオトコ衆には、あまりご縁のない食べ物かもしれません。
ところが、この「おはぎ」で一躍全国的に有名になったお店があります。
仙台市の秋保温泉街の中にある「さいち」という小さな小さなスーパーマーケットです。何度もテレビで取り上げられ、今では、老舗百貨店「藤崎」や仙台駅などでも期間限定で売られています。
地元の仙台っ子たちは、老若男女がうまいうまいと毎日のようにこのおはぎを食べていると言うから驚きです。今ではこの「さいち」も有名になり、観光バスも停まるほどになりました。
驚くべきことに、そのおはぎ、1日2万個が売れると言うので、甘いものが苦手な私も、その有名振りを検証しに行ってきました。
ラッキーなことに、平日だったせいか、午後3時でもまだお目当ての「おはぎ」はありました。
2個入り210円とリーズナブルです。今はバリエーションで、納豆おはぎやきなこおはぎなども売られています。
主力商品らしく、決して広いとは言えない店内の中央冷蔵什器のほとんどを、このおはぎが占領していました。その主力商品振りがうかがい知れます。
山形から出かけて、それを一パック買って帰ってきました。
甘いものが大好きな家内と試食タイム。
「アレ?そんなに甘くない・・・。」
私は、生まれてこのかた、「おはぎ」などは一度か二度しか口にした記憶がありません。こういうのって、結構胃がもたれたりする感がありましたが、それがありません。そのモチモチ感といい、餡子コーティングの厚さといい、私の持つ「おはぎ」のイメージを新たにしてくれました。
「これなら、オレでも食える・・・」とビール片手でペロっと食べてしまいました。
そして、甘党なのに辛口な家内の寸評
「確かに美味しいけど、この程度なら山形には当たり前にあるわよ。やっぱり、山形って何を食べても当たりはずれがないぐらいうまい物が多いんじゃない?仙台って、よっぽど美味しいものがないんだね。山形に住んでてよかった」
この主婦の店「さいち」は、株式会社 佐市と言い、店舗経営のテキストにも載っている会社です。実際、その経営者が書かれた経営ノウハウ本も出版されています。
たまたまこの「おはぎ」で有名になりましたが、おはぎと同じぐらい地元で有名なのが、さいちの「お惣菜」です。そこには徹底した企業ポリシーがあります。それは「さいちの三つの心」です。
1、どの家庭の味よりもさらに美味しいこと
2、毎日食べても飽きないこと
3、時間が経ってもその美味しさが失われないこと
徹底して、手間隙のかかる手作りにこだわった「おはぎ」や「お惣菜」で完全差別化をはかっています。温泉街の小さな小さなスーパーが、商圏とする地場だけでなく、全国から買いに来るスーパーとなっています。企業経営者の来店も数多いと聞きました。
天童のスーパーでも「おはぎ」は売っています。でもそれは「さいち」のこだわりの足元にも及びません。たかが「おはぎ」、されど「おはぎ」、そこに込められた経営者の心意気を感じました。210円とガソリン代で、いい勉強させてもらいました。
何の変哲もないスーパーでしょ。
これが有名なさいちの「秋保おはぎ本舗」のおはぎ。
悪乗りして、こんな「おはぎ本舗」のバッグまで・・・これって、きっと誰かの入れ知恵だと・・・。
< P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き一戸建てマイホーム。山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。バリュー・クリエーションです。
Posted by バリューの親方 at 16:23