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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2010年10月26日

まっくらカフェ

 先日、盲導犬仙台訓練センターの式典に伺った折、興味深いイベントをしていました。何でも見てみたい、聞いて見たい、体験したい私は、さっそく1階の会場へ。

その名も「まっくらカフェ」
これは、宮城県障害者福祉センターの出前事業で、盲導犬センターと共催で行っているイベントだそうです。盲導犬がらみだから視覚障害疑似体験の「暗闇」というわけではないそうです。

 人間は五感の内、視覚から80%以上もの情報を得ているのだそうで、その視覚からの情報が失われるとどうなるか・・・。そうです、それを補う聴覚や嗅覚、触覚、味覚、さらには第六感のインスピレーションまでが瞬時に失われた視覚をバックアップするために、研ぎ澄まされてくるのだそうです。これを体感するためのイベントらしいのです。

 会議室のような大きな部屋でしたが、暗幕で完全に光を遮っていました。私は映画館に入って、暗闇で席を探すのに重宝する小ワザ、片目を瞑って入場順を待っていました。
でも、漆黒の闇には、そんな小ざかしいワザは通用しません。

入った瞬間にブラックアウトです。
右も左も前も後ろも高さもわかりません。そして歩くたびに平衡感覚が失われていきます。たぶん、ここで子供がやるように三回回ったら、その後はパニックになるでしょう。時計すら見えないので、時間の経過もわかりません

 中では、案内役の方が、手を引いて席まで案内してくれますが、どこが椅子でどこがテーブルなのかわからず、全て手探りです。
そこへ「お飲み物は何にされますか」と案内役の方の声、コーヒーをオーダー。前に座ったらしい男性はコーラを頼んだようです。

それからすぐに、コーヒーとお菓子が運ばれてきました。
よくこんな熱いものを暗闇で入れて運んできたものだと感心しました。
「もしかして、暗視スコープか何かつけてるんですか?」と聞くと「いいえ、慣れれれば平気ですよ」でした。

 それからは見えないカップ&ソーサーと格闘。お菓子のマドレーヌらしいスポンジ状のお菓子の包装を取り外し、そっと口元へ。コーヒーもお菓子も一旦、皿に戻すともう分からない状態です。

でも、鼻には香り高いコーヒーのアロマが、そしてお菓子の甘みすらいつになく新鮮に感じます。前の席の男性が頼んだコーラからはシュンシュンという炭酸の音がかすかに聞こえます。

 前の席にはたぶん二人座っていたのだと思いますが、顔も何も見えません。声のトーンだけで、性別と年齢を予測できる程度です。でも、全く表情が見えないと不安かとも思いましたが、逆に見えないが故に既存イメージに囚われず、案外気軽にお話してコミュニケーションが取れるものです。不思議ですね。

 日頃は、真っ暗闇はなかなか存在しません。寝室も遮光カーテンをしても、真っ暗闇というのはなかなかないものです。
旅行に行って非日常体験をなんて言いますが、どうしてどうして、一つの感覚を意識的にSTOPすることで、本来人間の持っているすばらしい感覚が研ぎ澄まされて、非日常体験ができると知りました。

この企画、拝借して弊社でもやってみようと思います。
その時は長谷山流にアレンジしてお誘いしますからお楽しみに。






                < P R >
頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き新築一戸建てマイホーム。
山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。
アパート脱出応援団のバリューハウスです。
もちろん土地から中古住宅、賃貸まで不動産全般の業務に対応できます。




Posted by バリューの親方 at 02:20