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バリューの親方
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私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2011年09月24日

自然災害と人災

 東電の福島原発の事故は、地震と津波は自然災害だが、放射能事故は人災と言われます。
確かにそうかもしれません。学識者が警鐘を鳴らし、再三に渡り提言していたにもかかわらず、「そこまで心配せずとも大丈夫だろう・・・」で、一旦事が起きてしまっつたら「想定外でした」では被災者のみならず誰もが納得できないのも当然です。

ましてや現場が「今すぐやらなければ・・・」と言っているのに、「トップの決断が・・・」などと言うのはも論外です。

 さて、それではここのところ各地に被害をもたらすゲリラ豪雨台風の頻発、はたまた猛暑はどうでしょう。
これも自然災害の一種であることは間違いはないでしょうし、その後の対策や対応が後手に回ると人災だと騒がれます。

でも、これらは人災の人災だと思うのです。
信じがたい量のゲリラ豪雨が日本を襲うかと思えば、かたや全く雨が降らなくなって干ばつの被害が相次いでいます。これは日本的な規模で見るのではなく世界的な規模で見ると一目瞭然です。
これらはここ数年内に頻発している出来事で、現在進行形です。

 確かに、人々は目の前で起こっている災難に目を奪われがちです。しかし、それらを引き起こしているのは自然現象とばかりは言っておられないのではないかと思います。
ゲリラ豪雨、台風の頻発、猛暑、干ばつと地球温暖化との因果関係は科学的に、そして完全に立証されたわけではありません。でも、全く無関係とは断定できないというのが現状だそうです。

 もし、今世界中に起こっている異常な自然現象が私たちの無関心やルーズから引き起こされたものだったとしたら、人災どころか自業自得と言わざるを得ません。

 私どもは建築の仕事をしています。自然から頂戴するものは木材だけで、あとは加工された新建材だからさほど温暖化には影響は・・・・・などとは言っていられません。その新建材を製造する段階で、あるいは現場から出る産業廃棄物を処理する段階で、どのような影響を自然界に及ぼしているのか正直かわかりません。

これからは、国が旗振りするしないに関わらず、省エネ住宅を推進するのは当然として、業界業種そのものが自然界にどのような影響を及ぼしているのかを深く考えねばならないように思います。
「自然にやさしい家造り」というキーフレーズは使い古された感すらありますが、もう一度この言葉の意味を考える最後のチャンスではないかと思っています。



Posted by バリューの親方 at 05:32