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バリューの親方
バリューの親方
私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2012年01月12日

おはこのバックグラウンド

誰にも「おはこ(十八番)」があるものです。
高尚なお話ではなく、飲みに行ったときのカラオケのお話です。

初めての方と飲みにいき、自分のおはこが、先に歌われたときの失望顔は、あまり人には見せたくないですね。 

 私は海男ですから、海系のお歌が大好きですし、当然おはこにも入ってきます。勢い「加山雄三」や夏系の「チューブ」「サザン」なども持ち歌の定番です。
私が海が好きという情報を察知してか、気を利かせ、それ系の歌をリクエストして歌おうとするお仲間も沢山おります。

そこで、おはこバッティング事件が勃発するわけです。そういう時、私は傍若無人にもデュエット用のマイクで2番からか、遅くともサビに入る前までに、キッチリ割り込むように心がけています・・・。嫌われますね・・・・コレ。(笑)

 さて、声量に自信があり、オクターブをいくつもカバーできる方々が「それじゃぁ、ユーゾー行きま~す」と言って歌うのが「海、その愛」

正直言ってこれ、キー的に声が出なくなるので、歌うより聞くほうが好きな曲です。
それも、停泊させたヨットのほの暗いキャビンで、出来上がる状態直前のほろ酔い加減に、最後の1杯を飲みながら・・・。

 この曲、イメージからすると加山雄三の愛艇「光進丸」で、大海原を航海しているときに作った曲かとばかり思っていましたが、「え~っ」というバックグラウンドが分かりました。
加山雄三は、ぼんぼん育ちの慶応出で、何不自由なく今の地位を確立したかのように思われていますが、若くして事業に失敗し、桁外れの借金を抱えていた絶望の時期があります。

 その時、結婚したのが、奥さんの松本めぐみさんで、豪邸から安アパートに引っ越して、作曲も封印していた頃、奥さんが独身の時に貯めていた貯金で「大好きな音楽を諦めちゃダメ、それにはピアノが必要でしょ」とピアノを買ってプレゼントしたのだそうです。

床が抜けるような安アパートに、重量のあるピアノを入れたと言うのも騒音床加重床強度的に疑問は残りますが、いい話じゃありませんか。

 そしてピアノに向い作り上げたのが「海、その愛」だと言うのです。
歌詞に出てくる海は、奥さんのことだったんですね。そういう風に理合いを解して、聞いてみると、またいい歌ですね~。
そう言えば、その奥さんと結婚したときのことを思って作った「君にありがとう」という曲の歌詞もいいですよ~。

そう考えると、亡母を慕って作った「母よ」など、この加山雄三は自分の生活に密着した歌が多いんですね~。

ただ、惜しむらくは歌詞は、本人の弾厚作ではなく岩谷時子が作詞しているバックグラウンドなども多々あり、う~ん・・・と思ってしまう事はありますが・・・。でもきっと、岩谷時子に思いのたけを熱く厚く語って作詞したもらったのでしょうけど・・・。私は・・・・そう、思うようにしています。



Posted by バリューの親方 at 06:03