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バリューの親方
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私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

2012年01月14日

津波に強い家

津波と言っても、30cm程度のものから今回の震災のときのような想定外の大きさまでさまざまですが、その大きな津波でも倒壊しなかった建物というのは、実際あるんです。 

 地震保険の鑑定人として、一建築士として、建築業者として様々な立場から、見方から倒壊現場を訪問しました。
どこでどう流れが変わったのか、奇跡的にポツンと残っている建物もありますが、これはあくまでたまたまであって、あくまで激流にさらされても倒壊しなかった建物のお話です。 

 
鉄骨の建物鉄筋コンクリートの建物は、大小のダメージはあったものの倒壊を免れた建物が多く見られました。ただ、これらは商業施設や事務所、工場などで、居住施設はマンションなどの集合住宅です。

 

肝心の戸建住宅はと言うと、津波の直撃に成す術もなかったのだろうと言うのが正直なところでした。
それでも、相当なダメージがあるものの、流失や倒壊を免れた建物もありました。
写真を撮りながら、その共通項を探してみました。 

  一階が車庫などになっていて鉄骨造りであり、建物が木造の混構造住宅比較的残っています
そして地震には屋根重量があるので弱いだろうと言われている田舎のお城のような「本格的伝統日本家屋」案外残っているケースが散見されました。 

  このお城のような屋根のお家、トップヘビーで横揺れには弱いのかもしれませんが、基本的にブッ太い柱でもたせている構造ですから、柱の間を津波が通り過ぎ、倒壊を免れたのかもしれません。
 とはいえ、重厚感と威厳はあるにせよ、屋根ばかり目だって、個人的には好きなデザインとは言えませんが・・・。 

そして、面白い情報がもたらされました。
ある工法で立てた家が海岸から500mしか離れていない地区で、すべて津波からの倒壊を免れたと言うのです。それは大船渡と言う大津波が襲来した地区です。

 いったいぜんたいどんな建物なのか・・・・。
写真を見ると、フラット屋根で全面ベランダがついた普通の2階建て住宅です。でも、なんか沖縄なんかにありそうなデザイン・・・。 
 実はこの家、鉄骨でも鉄筋コンクリートでもなく、木造でもありません。
コンクリートブロックを積み上げて建てた家だったのです。

もちろん、ただブロックを積んだだけでなく、建築基準法に従って、ブロックの空洞部分などには、縦横に鉄筋を入れ、モルタルでがっちり接合しているはずです。

コンクリートブロックもコンクリートには変わりありませんし、まかり成にも鉄筋も入っているのですから、言ってみれば立派な「鉄筋コンクリート」と言えなくもありません。

コストも本当の鉄筋コンクリートで建築するより3割~4割は安く上がるでしょう。

 外装もコンクリートブロックむき出しではなく、一般の住宅のように吹きつけ塗装をしてしまえば、外見からは見分けはつきませんし、内装も普通の住宅と同じようにすることができます。 

これらの建物は、最も悲惨な実験室で強度が試され、そして生き残った一般戸建住宅なのかもしれません。正に第3の工法かもしれませんね。

 ちなみにこのコンクリートブロック住宅は、津波に強い復興の街づくりのシンボルとして「津波記念館」にする計画が進んでいるそうです。

                           

                          < P R >

頭金ゼロ、ボーナス払いゼロ、月々家賃並みの返済で、20代からの土地付き新築一戸建てマイホーム。
山形県内の山形市、天童市、東根市、寒河江市で、夢実現のお手伝い。
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Posted by バリューの親方 at 11:55