2011年01月03日
正月早々元気もらった
正月のスポーツと言えば、箱根駅伝と大学ラグビーです。
若い学生さんたちが、母校の伝統と名誉を背に負うて競い合う様は、こんな山形の田舎にいても熱いものを感じずにはおれません。ましてや母校の後輩たちが、頑張ってる姿を見ると、お屠蘇に浮かれている場合ではなくなります。
「ほれっ!!ワシェダがんばれ!!負げんな!!何しったんだず!!」
気がついたときには、ビールの空き缶の山です。
ラグビーでも明治に圧勝でした。
箱根駅伝もハラハラどきどきで東洋大の行方を追っていました。「なんだよ~、ここまで頑張ったのによ~」
そしたらどっこい、ずんずんWマークが追い上げ、そして引き離します。「いけー!!そのままフィニッシュまでいけー!!」そして、めでたく優勝!!
いやいや今年は、春から縁起がいい。勝ち馬に乗れそうな気がします。若い学生さんたちに元気をもらいました。
「おんちゃんだも、まいっと頑張らんなね!!」という気にさせてもらいました。
このところ、野球にしろ、駅伝にしろ、ラグビー、あるいはヨットとワセダの強さが目を引きます。
監督が代わったり、コーチが代わっただけではこうも躍進できません。
素養のある選手をより効率的にしかも継続的に仕組みとして集め得るか否かが問題です。
早稲田はスポーツ科学部という受け皿を要しています。昔は教育学部体育専修(通称・体専)しかありませんでしたので、まともに学科試験を受ける必要があり、アスリート向けの完全推薦はありませんでした。
現在は、インターハイや国体などで優勝した経験があれば、入学の可能性が濃厚になります。
推薦や特待生でのお誘いが複数校から来ても、天下のブランド「早稲田大学」が選ばれるのは想像に難くありません。
私論ではありますが、文武両道を極めてこそ、一流の大学だとも思います。
可能性を秘めた優秀な選手が集まれば、これを指導する優秀な指導者も集まる。母校が勝てば学生の帰属意識も高まり、相乗効果も期待できる。さらに勝ち続ければブランド化も高まる。そしてより文武両道あるいはどちらか一方?に優れた学生が集まりやすくなる。
子供数が減少に転じている現在、大学の閉鎖や倒産も珍しいことではなくなりました。
この生き残りにかけた、早稲田大学経営陣の先読みの経営センスには舌を巻きます。
一方のライバル慶応義塾はどうでしょうか。
駅伝では名を聞かないまでも、野球やヨットではそれぞれ事実上の早慶戦が決勝戦でした。
でも、慶応義塾の選手養成のスキームは早稲田とは異なります。
慶応には慶応イズムがあります。いみじくも福沢諭吉先生がおっしゃった「スポーツは立身の一手段に過ぎないにもかかわらず、これをあたかも人生の目的の如く誤った認識を持ち、目的と手段を混同してしまっている」というイズムがまだまだ根底に流れていると聞きます。
慶応のスポーツ推薦入学は、大学からではなく高校からというのも面白いですね。
インターハイや国体の成績を見る前の原石とも言える中学生を入学させ、7年間かけて磨き上げ、さらに慶応イズムを浸透させる。ただの技術に優れた運動選手を育成するのではないと言う慶応イズムはあっぱれだと感心します。
慶応義塾では、インカレなどで花開く選手は、勢い慶応高校を始めとする付属校出身者が主力となるケースが多くなるのも頷けます。
どちらがいいのかという話ではありません。
こんなことをせずとも、ちゃんとインカレでも上位に上がってくる大学が多数あります。
英国の大学スポーツを象徴するのがオックスフォード大学対ケンブリッジ大学なら、日本の大学スポーツを象徴するのは伝統ある早慶戦であり、その象徴すべき一戦がレベル的にも学生スポーツの最高峰に成長したのなら、先に卒業したOBには嬉しい限りです。
さてさて、若い学生さんたちが、今年はどんな元気をくれるのか楽しみです。
若い学生さんたちが、母校の伝統と名誉を背に負うて競い合う様は、こんな山形の田舎にいても熱いものを感じずにはおれません。ましてや母校の後輩たちが、頑張ってる姿を見ると、お屠蘇に浮かれている場合ではなくなります。
「ほれっ!!ワシェダがんばれ!!負げんな!!何しったんだず!!」
気がついたときには、ビールの空き缶の山です。
ラグビーでも明治に圧勝でした。
箱根駅伝もハラハラどきどきで東洋大の行方を追っていました。「なんだよ~、ここまで頑張ったのによ~」
そしたらどっこい、ずんずんWマークが追い上げ、そして引き離します。「いけー!!そのままフィニッシュまでいけー!!」そして、めでたく優勝!!
いやいや今年は、春から縁起がいい。勝ち馬に乗れそうな気がします。若い学生さんたちに元気をもらいました。
「おんちゃんだも、まいっと頑張らんなね!!」という気にさせてもらいました。
このところ、野球にしろ、駅伝にしろ、ラグビー、あるいはヨットとワセダの強さが目を引きます。
監督が代わったり、コーチが代わっただけではこうも躍進できません。
素養のある選手をより効率的にしかも継続的に仕組みとして集め得るか否かが問題です。
早稲田はスポーツ科学部という受け皿を要しています。昔は教育学部体育専修(通称・体専)しかありませんでしたので、まともに学科試験を受ける必要があり、アスリート向けの完全推薦はありませんでした。
現在は、インターハイや国体などで優勝した経験があれば、入学の可能性が濃厚になります。
推薦や特待生でのお誘いが複数校から来ても、天下のブランド「早稲田大学」が選ばれるのは想像に難くありません。
私論ではありますが、文武両道を極めてこそ、一流の大学だとも思います。
可能性を秘めた優秀な選手が集まれば、これを指導する優秀な指導者も集まる。母校が勝てば学生の帰属意識も高まり、相乗効果も期待できる。さらに勝ち続ければブランド化も高まる。そしてより文武両道あるいはどちらか一方?に優れた学生が集まりやすくなる。
子供数が減少に転じている現在、大学の閉鎖や倒産も珍しいことではなくなりました。
この生き残りにかけた、早稲田大学経営陣の先読みの経営センスには舌を巻きます。
一方のライバル慶応義塾はどうでしょうか。
駅伝では名を聞かないまでも、野球やヨットではそれぞれ事実上の早慶戦が決勝戦でした。
でも、慶応義塾の選手養成のスキームは早稲田とは異なります。
慶応には慶応イズムがあります。いみじくも福沢諭吉先生がおっしゃった「スポーツは立身の一手段に過ぎないにもかかわらず、これをあたかも人生の目的の如く誤った認識を持ち、目的と手段を混同してしまっている」というイズムがまだまだ根底に流れていると聞きます。
慶応のスポーツ推薦入学は、大学からではなく高校からというのも面白いですね。
インターハイや国体の成績を見る前の原石とも言える中学生を入学させ、7年間かけて磨き上げ、さらに慶応イズムを浸透させる。ただの技術に優れた運動選手を育成するのではないと言う慶応イズムはあっぱれだと感心します。
慶応義塾では、インカレなどで花開く選手は、勢い慶応高校を始めとする付属校出身者が主力となるケースが多くなるのも頷けます。
どちらがいいのかという話ではありません。
こんなことをせずとも、ちゃんとインカレでも上位に上がってくる大学が多数あります。
英国の大学スポーツを象徴するのがオックスフォード大学対ケンブリッジ大学なら、日本の大学スポーツを象徴するのは伝統ある早慶戦であり、その象徴すべき一戦がレベル的にも学生スポーツの最高峰に成長したのなら、先に卒業したOBには嬉しい限りです。
さてさて、若い学生さんたちが、今年はどんな元気をくれるのか楽しみです。
Posted by バリューの親方 at
15:56