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バリューの親方
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私は天童に住んでいますが、出身は酒田です。
で、どんなオヤジだかと言うと・・・・
こんなオヤジなんです。詳しくは、http://www.value-c.jp/outline.html

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2011年12月24日

再訪問

ほぼ八ヶ月ぶりに気仙沼に行ってきました。
震災直後は、直視できないような状況でしたが、今は平原が広がっていました。瓦礫も片付けられています。確かな復興の槌音も聞こえてくるかのようでした。

 気仙沼は、気仙沼高校のヨット部があることで、後輩も数名おりますし、三陸では最も身近に感じる土地でもあります。
私どもで復興のお手伝いが出来るとすれば、家造り。しかも予算的にロープライスが最低条件ですから、これまで培ってきたコストダウンの技術が発揮できるかもしれません。

さらに、今回求められるのは、超短工期です。
気仙沼では、大手のハウスメーカーもプレハブで営業し、受注活動をしていました。実際、新築現場もいくつかありましたが、近くは岩手ナンバー、遠くは関東のナンバーの工事車両が停まっていました。

 後輩のご両親が住まわれる2DKの仮設住宅へもお邪魔して、お話を伺いましたが、毎日のようにポスティングチラシが入ってくるようですし、週末にはモデルハウス内覧会なども行われているそうです。

ただ、注文しても1年先か2年先と言われるのが関の山で、最短の会社でも8ヵ月後というのがあったと言ってました。

不動産会社も何件か回ってみましたが、開店休業状態で、売る土地も無ければ、貸せる賃貸もないとのこと。
気仙沼には、まったく売り土地がなくなっていると言ってました。価格も震災前の2倍に近づきつつあり、ごくごく最近、やっと出てきた売り地が3倍の値段がついたと言ってました。

 賃貸は、1時間圏内の一関登米なども賃貸は無く、遠方から来ている職人たちが寝泊りするところにも困ると言ってました。街をぐるぐる回っていると、ぽつんと平原に取り残された3階建てマンションがありました。不思議なことに外観は無傷です。

 入り口には、「貸室あります」と出ていたので、電話してみました。2LDKで58,000円でした。聞けば、津波で被災したが、何とか補修して貸しているといいます。次から次と問い合わせが来るのだそうです。
ここを借りたとしても、あたり一面平原ですし、街灯も店もなく、夜は随分寂しいだろうなと思いました。

 今、私どもが考えているのは、2×4工法で工場にて内装まで全て作りこみ、これをトラックに分割して積み込んで、現地で組み上げるユニット工法です。
これなら完成まで1週間で仕上がりますし、とび職さえ居れば不足している大工もさほど必要ありません。しかも、かなりのロープライスで作り上げることができます

 それにつけても、寝泊りする場所は必要です。最悪、キャンピングカーかヨットを気仙沼港へ回航して・・・などとも考えています。

いずれにしても、仮設住宅に住まわれている被災者は、劣悪な居住環境に、疲れきっているのがよくわかりました。一日でも早く落ち着ける家に住まわせてあげたいと、出来うる限りの支援はしたいと考えています。

1日半、現地を駆けずり回りましたが、私にとってはイイ場所を見つけました。
復興屋台村です。小さいながら15軒ほどのお店が入っています。お客も全国から来ていて、お国訛りで、夜な夜な交歓会が催されているそうです。地元でお金を落とすのも復興支援とばかり、杯とお箸が進みます。

地酒と地魚で、被災地であることをを忘れるような一夜を過ごさせていただきました。


気仙沼の夜明け。右の漁船用岸壁は、満潮時には水面下でした。


二重窓にはなっていましたが、喚起が悪く天井には結露して水滴が沢山付いていました。


なんか、こういうのを見ると、元気になりますね。


どうです? いい感じでしょ・・・。


なんとかなる気仙沼・・・微力ながら、なんとかしてあげたい。

  


Posted by バリューの親方 at 14:34